台湾華語同位動詞:これは、あれは、これらは、あれらは~です。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

中国語単語・文法

こんにちは、管理人のかどやんです。

 

先月から中国語の個人レッスンを受けているのですが、私ちょっと文法を疎かにしすぎかも・・・と反省することが多々ありました。

 

実際、家で台湾人と話す時は瞬発力を要求されるので、伝えることを優先させてしまって、キレイな中国語になっていない事が多いんですよね、きっと。

 

簡単な文や、定型文になっている文はスラスラ出てくるのですが、自分で考えて伝えなくてはいけないような文になると、まだまだ文法が適当です・・・。

 

これじゃあダメだよな、いつまで経っても、私はカタコトの中国語しか話せない。

 

と反省をし、現在、基礎中の基礎から復習をしております。

 

それに、せっかく話すなら、「こういう意味で言ったのかな?」と、ネイティブに余計な負担をかけたくないですよね。

 

さらには、復習を開始して気付いたのが、けっこうあいまいに理解していたなと言う事。

 

土台がぐちゃぐちゃだと、キレイなビル建たないですよね。

 

改めて気づいたことをメモとしてアップしていくので、良かったら参考にされてくださいね♪

 

今回は、基礎中の基礎、「これ、あれ、これら、あれら」の文です。

 

 

 まずはじめに

「これ、あれ、これら、あれら」の文は、同位動詞の文となります。

 

同位動詞の詳しい説明は、下記の記事を参照ください。

同位動詞文法説明

 

同位動詞とは、「AはBです」という、「A=B」という状態になる「です=是」を使って作られる文です。

 

<例>

我  日本人(私は日本人です)

 

(私) 日本人

この文型を使って、「これは、~です」と言う練習をします。

 

私は、ただ単に文法を学習したいのではなく、”会話で使えるようにしたい” がために勉強をしています。

 

そのため、スピーキングとリスニングを鍛えることに重点を置き、更には、どういう状況で使われる文なのかにフォーカスしています。

 

なので、文法の説明が物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その点はご了承ください。

 

尚、基本の文型をまだ理解していない方は、先に下記記事を読まれるとより理解が深まると思います。

 

中国語文法の勉強を始める前に知っておくべき基本

中国語(台湾華語)を話せるようになるための文法の勉強方法

同位動詞:私(主語)は~です。

 

これは、これらは、あれは、あれらは~です

まずは、説明です。スピーキング練習の所でボポモフォ・ピンインを記載していますので、ここでの説明には記載しておりません。

 

ここでは、語順に集中してみてくださいね。

 

これは、~(名詞)です。

這是 〇〇(名詞)

これは、〇〇(名詞) です

<例>

這是 我的書

これは、私の本です

※的・・・の

 

あれは、~(名詞)です。

那是 〇〇(名詞)

あれは、〇〇(名詞) です

<例>

那是 台灣地圖

あれは、台湾の地図です

 

これらは、~(名詞)です。

這些是 〇〇(名詞)

これらは、〇〇(名詞) です

<例>

這些是 鉛筆

これらは、鉛筆です

 

あれらは、~(名詞)です。

那些是 〇〇(名詞)

あれらは、〇〇(名詞) です

<例>

那些是 原子筆

あれらは、ボールペンです

 

<ポイント①>

中国語は、複数でも英語のように「s」をつけたりする必要がりません。

日本語:これらは 私の本です

中国語:這些是 我的

英語:These are my books

単数でも複数でも名詞は変化しないと覚えておきましょう。

 

<ポイント②>

複数のものであっても、「這:これ」と言って大丈夫です。

日本語でも、りんごが3つ目の前にあったとして、「これはりんごです」と言うことができますよね。

中国語も同じで、英語ほど厳密に「這些:これら」を使う必要はありません。

 

 会話で使えるように練習

では、これから、スラスラと言えるように練習していきます。

 

他言語学習に慣れていないと、日本語で考えてから、順番に文章を組み立てようとしてしまいがちですが、会話では文章を一から組み立てている暇はありません。

 

どうするのかというと、定型文になっているところは、発音丸ごと覚えてしまいます。

 

例えば、「これは~です」の場合は「這是~」、「これは~ではない」の場合は「這不是~」というように、フレーズ単位で覚えていきます。

 

あとは、これは”何か”という部分に、単語を放り込むことで文が完成するわけです。

 

これは、短い文に限らず、長い文でも同じです。

 

これを意識すると、自分で勝手に変な文を作ってしまうことがないので、ネイティブを困らせることがありません。

 

また、覚えるときは、どういう状況で使う文なのかをイメージしながら覚えると、会話の時に口から出てきやすいです。

 

日本語では、ある状況があって、「この状況を伝えるにはどの文・単語を使うのか」を一瞬のうちに判断して言葉に出しています。

 

ですので、何か文を覚える時は、その文を使う状況をイメージしながら覚えるといいです。

 

勉強する例文

赤字の部分を完璧に言えるようにします。「これは〇〇です」の〇〇の部分は、自分の好きな単語を入れて練習してもOKです。

 

【これは・・・です】

基本:これは、私の本です

這是 我的書

ㄓㄜˋ ㄕˋ ㄨㄛˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ

zhè shì wǒ de shū

 

否定:これは、私の本ではない

這不是 我的書

ㄓㄜˋ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄨㄛˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ

zhè bú shì wǒ de shū

 

疑問:これはあなたの本ですか?

這是 你的書嗎?

ㄓㄜˋ ㄕˋ ㄋㄧˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ ㄇㄚ˙

zhè shì nǐ de shū ma

 

【あれは・・・です】

基本:あれは、台湾の地図です

那是 台灣地圖

ㄋㄚˋ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ

nà shì tái wān dì tú

 

否定:あれは、台湾の地図ではない

那不是 台灣地圖

ㄋㄚˋ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ

nà bú shì tái wān dì tú

 

疑問:あれは、台湾の地図ですか?

那是 台灣地圖嗎?

ㄋㄚˋ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ ㄇㄚ˙

nà shì tái wān dì tú ma

 

【これらは・・・です】

基本:これらは、鉛筆です

這些是 鉛筆

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ

zhè xiē shì qiān bǐ

 

否定:これらは、鉛筆ではない

這些不是 鉛筆

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ

zhè xiē bú shì qiān bǐ

 

疑問:これらは、鉛筆ですか?

這些是 鉛筆嗎?

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ ㄇㄚ˙

zhè xiē shì qiān bǐ ma

 

【あれらは・・・です】

基本:あれらは、ボールペンです

那些是 原子筆

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇ

nà xiē shì yuán zǐ bǐ

 

否定:あれらは、ボールペンではない

那些不是 原子筆

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇ

nà xiē bú shì yuán zǐ bǐ

 

疑問:あれらは、ボールペンですか?

那些是 原子筆嗎?

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇㄇㄚ˙

nà xiē shì yuán zǐ bǐ ma

 

1.目で見て文法を理解

1.まず、上の例文の日本語訳に違和感がある場合は、自分がよく使う言葉に直してください。使う状況をイメージしながら自分が良く使う日本語に訳すことで、文とイメージを頭の中で一致させていきます。

 

2.続いて、日本語を見て状況をイメージし、中国語の語順を確認しながら読みます。(上の例文を使用)

 

3.日本語のみを見て、正しい語順で言えるか確認していきます。発音はこの時点では特に気にする必要ありません。語順を覚えることに専念します。(下の文でチェック)

 

【これは・・・です】

基本:これは、私の本です

否定:これは、私の本ではない

疑問:これはあなたの本ですか?

 

【あれは・・・です】

基本:あれは、台湾の地図です

否定:あれは、台湾の地図ではない

疑問:あれは、台湾の地図ですか?

 

【これらは・・・です】

基本:これらは、鉛筆です

否定:これらは、鉛筆ではない

疑問:これらは、鉛筆ですか?

 

【あれらは・・・です】

基本:あれらは、ボールペンです

否定:あれらは、ボールペンではない

疑問:あれらは、ボールペンですか?

 

正しい語順が出てこない場合は、中国語を見直して正しい語順で言えるまで練習します。

 

2.正しい発音でスラスラ言えるまで練習

1.まず、ボポモフォ(ピンイン)を確認します。発音の仕方がわからない場合は、こちらのページでチェック。

 

2.音声を聞きながら、スラスラ言えるようになるまで練習

 

※這是(ㄓㄜˋ ㄕˋ/zhè shì)は、日本語にはない音のため、日本語で「じゃし」と言うと通じません。ネイティブは、「あっ、たぶん這是って言ってるんだな・・・」と推測することになります。

 

まだ発音の勉強をしていない場合は、先に発音から勉強されることをオススメします。

 

【これは・・・です】

基本:這是 我的書

ㄓㄜˋ ㄕˋ ㄨㄛˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ

zhè shì wǒ de shū

 

否定:這不是 我的書

ㄓㄜˋ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄨㄛˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ

zhè bú shì wǒ de shū

 

疑問:這是 你的書嗎?

ㄓㄜˋ ㄕˋ ㄋㄧˇ ㄉㄜ˙ ㄕㄨ ㄇㄚ˙

zhè shì nǐ de shū ma

 

【あれは・・・です】

基本:那是 台灣地圖

ㄋㄚˋ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ

nà shì tái wān dì tú

 

否定:那不是 台灣地圖

ㄋㄚˋ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ

nà bú shì tái wān dì tú

 

疑問:那是 台灣地圖嗎?

ㄋㄚˋ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧˋ ㄊㄨˊ ㄇㄚ˙

nà shì tái wān dì tú ma

 

【これらは・・・です】

基本:這些是 鉛筆

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ

zhè xiē shì qiān bǐ

 

否定:這些不是 鉛筆

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ

zhè xiē bú shì qiān bǐ

 

疑問:這些是 鉛筆嗎?

ㄓㄜˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄑㄧㄢ ㄅㄧˇ ㄇㄚ˙

zhè xiē shì qiān bǐ ma

 

【あれらは・・・です】

基本:那些是 原子筆

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇ

nà xiē shì yuán zǐ bǐ

 

否定:那些不是 原子筆

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇ

nà xiē bú shì yuán zǐ bǐ

 

疑問:那些是 原子筆嗎?

ㄋㄚˋ ㄒㄧㄝ ㄕˋ ㄩㄢˊ ㄗˇ ㄅㄧˇㄇㄚ˙

nà xiē shì yuán zǐ bǐ ma

 

3.聞いて理解できるようにリスニングを鍛える

中国語の音声を聞いて、日本語に訳す練習をします。音から状況をイメージできるようにします。

 

【これは・・・です】

基本

否定

疑問

 

【あれは・・・です】

基本

否定

疑問

 

【これらは・・・です】

基本

否定

疑問

 

【あれらは・・・です】

基本

否定

疑問

 

4.スピーキングで言いたい事がすぐに出てくるように鍛える

日本語を見て、瞬時にスラスラと中国語が出てくるかの確認。瞬時に出てこない場合は、上記1~3をもう一度練習し直します。

 

【これは・・・です】

基本:これは、私の本です

否定:これは、私の本ではない

疑問:これはあなたの本ですか?

 

【あれは・・・です】

基本:あれは、台湾の地図です

否定:あれは、台湾の地図ではない

疑問:あれは、台湾の地図ですか?

 

【これらは・・・です】

基本:これらは、鉛筆です

否定:これらは、鉛筆ではない

疑問:これらは、鉛筆ですか?

 

【あれらは・・・です】

基本:あれらは、ボールペンです

否定:あれらは、ボールペンではない

疑問:あれらは、ボールペンですか?

 

日常よく出てくる会話

這是你的書嗎?(これは、あなたの本?)
かどやん
不是我的、這是他的。(私のじゃない。これは彼の)

 

 <ポイント>「的」の後ろの名詞は省略できる

もし、話の対象となる物(ここでは本)が明らかに明確な場合は、「本」を省略して会話をスタートすることもできます。 ⇒「這是你的嗎?」

手に何かを持っていて、「これあなたの?」と言う状態ですね。

ただし、対象となるものの情報がない状態で、「これあなたの?」と言われても、相手はチンプンカンプンなので、その場合は、まず「話の対象となる物=本」を示します。⇒「這是你的書嗎?」

そして、その後の会話では、聞き手・話し手ともに「何か」を理解しているので、「的」の後ろの名詞を省略できます。⇒「不是我的(書)、這是他的(書)」

日本語でも、「私のです」とか「私のやつ」と言えるのと同じで、何の部分が明確な場合は、わざわざ「私の本です」と言わなくてもOKです。

 

これあなたの?は、日常生活だと良く出てきます。サラッと言えるように、練習してみてくださいね♪

 

まとめ

簡単な文ほど、ちゃんと通じるように勉強しておかなくてはいけないな、と思います。

 

自分では通じてると思っていても、実は通じていなかったというのが、語学の難しいところ。

 

会話って本当に難しいですよね。

 

彼の妹が先日こんなことを言っていて、明日は我が身と思った出来事がありました。

 

彼の妹の会社には、日本人の方がいるそうなのですが、その方の話す中国語が全くわからなかったそうです・・・・。

 

部署が違うため、滅多に話す機会がないらしいのですが、たまたま話す機会があって話してみたところ、何ひとつ聞き取れなかったと言っていました。

 

彼の妹、この話を私に力説しながら「完全聽不懂(>_<)!!!全くわからなかった」を連呼。苦笑

 

彼の妹曰く、全部がわからなくても、何個か単語があっていたら「こういう事言いたいんだろうな」と推測ができるそうですが、彼女(日本人)の言っていることは、本当に全く分からなかったと。

 

で、妹の同僚も一緒に話していたそうですが、その同僚も同じように全く理解できなかったそうです。

 

あとで二人で、「どれか単語聞き取れた?」って話したけど、同僚の子も「どの単語がわからないというか、本当に全部わからなくて、そもそも中国語を話していたのかも不明だった」と言っていたらしいです。

 

で、二人はどうしたのかというと、たわいもない話だと判断し、適当に取り繕ったと言っていました。

 

わからないって何で言わなかったの???と聞くと、

 

「だって、単語ひとつも聞き取れないと、聞き返しても絶対わからないし、正直めんどくさかった・・・

 

ここで、ヤバいと思ったんですよね(^_^;)

 

推測できる材料がないと、「わからない」って事さえ言ってもらえない可能性があるってことなんですよ。

 

ということは、一方的に話して、「自分は中国語話せてる!」って勘違いしてしまう可能性があるという・・・。

 

この話を聞いて、発音って本当に大事だなと思いました。

 

で、この件があって、私の発音に超スパルタな彼の妹が、かどやんの中国語はちゃんとわかるから、頑張ってるんだなって思ったよと一言。

 

(-_-)

 

えぇ、あなたにしごかれまくってますからね(心の声)・・・笑

 

文法たくさん知っていても、通じないのであれば意味がない。会話を成立させるのって、簡単に見えて難しい。

 

リスニングもできないとダメですしね。

 

こればっかりは、ひとつひとつクリアしていくしかないです。

 

焦らずじっくり頑張ろうと思ったのであります。

 

台湾の中国語(台湾華語)文法

注音符号ボポモフォ発音練習方法一覧