こんにちは、管理人のかどやんです。
台湾へ引っ越して来て5カ月が経とうとしております。
楽しく台湾ライフを送る一方で、まだまだ戸惑うことも多いのが実のところ。
私が日々何に戸惑いながら生きているのかというと、台湾人のテキトーさ。
日本人にもいろんなタイプの人がいるように、台湾人にも様々な性格の方達がいるので、皆が皆テキトーという訳ではありません。
ただ、なぜか私のまわりにいる台湾人達は、かなりテキトーでなんとかなる精神で突っ走る人達が多数を占めているのです・・・。
唯一の救いは、旦那さんが几帳面で慎重派タイプということ。
旦那さんは、買い物をする際もよく考えて買ったりするので、びっくりするような出来事もなく二人の間はとても平和。
ただ、旦那さんのお父さんや親戚の人達は、「なんとかなるよ~♪大丈夫~♪」というタイプの方が多く、日々びっくりさせられているのです。
だいぶ免疫がつきましたが、それでも、次は何が起こるのかびくびくしながら生活をしている私。
今回は、テキトーな台湾人に振り回される真面目な台湾人(+日本人)の日常を、少しだけご紹介したいと思います。
「嘘のような本当の話」それではどうぞ~♪
事の発端「家を買う」
事の発端は、私達二人の結婚を機に、義父が「家を買いたいな~」と言い出したところから始まります。
私達二人も家買いたいね~と探していたのに、「いい家があったから~♪」と内見を勝手に申込む義父。
即日内見に行き(旦那さんは仕事のため不在)、そのまま申込んで購入。
築50年エレベーター無しの中古マンション。
名義はもちろん旦那さん。
旦那さんは購入前に物件を見ることもなく、事後報告する義父。
更には、日本ではありえない返済計画のローンを組んでくる始末。
旦那さんは呆れつつも「いつもの事だから・・・」と諦めモード。
義父に聞くと、「大丈夫、大丈夫~♪なんとかなるよ~♪」とのこと。
しばらくは援助するしなんとかなるでしょ~と本人は気にしてない様子なのですが、義父が定年退職したら無理だな~というのが現状・・・。
でも、もう諦めるしかないので、私達夫婦が頑張る決意をしたのですが、リフォームで更に大変な思いをすることに・・・。
自分たちでリフォームすると言い出した
築50年とかなり古く、更には長い間誰も住んでいなかったため、フルリフォームが必要でした。
そのため、私達夫婦は、リフォーム会社にお願いしようと考えていたのですが、義父が猛反対。
義父のお兄さんが大工なので、全部お兄さんにお願いする!!の一点張りで聞く耳持たず。
既に連絡済で、義父兄もやる気満々。
でも、大工さんなので、指示通りには動けるけれど、指示がないとどうすればいいのかわからないとの事。
で、言われた一言。
「図面書いて??(*^。^*)」
私の心の声「書けるかーーーーーーー!ヽ(#`Д´)ノ」
でも、どうしようもないので、図面を書く私と旦那・・・。(幸いにも私の妹が注文住宅の会社に勤めていたので、助言をもらいながら書きました)
義父はメンドクサイ事は他人事。
私達が試行錯誤しながら作った図面を見て、「この壁は壊したくな~い!この位置の扉はイヤだ!」と文句を言いまくる。
必死で説得する旦那。
なんとか了解を得れたので、工事スタート。
この時点で私達夫婦はヘトヘトです・・・。苦笑
大工のおじさん達もテキトーだった
工事が始まっても、大変でした。
というのも、家のリフォームを手伝ってくれたのは、義父の兄とお友達のおじさん達なのですが、みんなけっこうテキトーな人達だったからです。
なんとか形になってきた頃に、「あれ?これオカシクナイ(?_?)」という部分が出てくる出てくる・・・。
照明の壁スイッチは機能してないのがある
部屋の壁スイッチは3つありました。
一つを押すと、部屋に3つあるダウンライトが全て点くようになっていました。
えっ(・・?
あとの二つのスイッチは何?
おじさんに聞いてみたら、「それ、スイッチ3つもいらなかったよね。いるかな~と思ってそれにしたらいらなかったよ♪」と笑顔で答えが返ってきました。
そう、残りの二つのスイッチは必要なかったのです・・・。
因みに、リビングと各部屋すべてに無意味なスイッチが存在していました。
私の心の声「先に考よう。というか、どうするか施主にまず聞こう。」
旦那さんに報告。
呆れる旦那。でも、小さい頃からお世話になっているおじさんに強く言えないため、こっそりと自分で配線をいじって直す旦那さん。
キッチンの壁スイッチに水圧調整ボタンを設置
新居がほぼ完成した頃、数日住んでみることにした私達。
夜シャワーを浴びていたら、水圧が弱すぎて、お湯がまともに出ない状態・・・。
義父は節約家なので、水圧調整をしているんだろうな・・・と察しがついたのですが、この水圧で水シャワーを浴びるのは無理。
旦那さんに言い、給湯器をチェックしてもらったけれど、変化なし。
ここで、義父に言っても我慢しなさいと言われるだけなので、給湯器を設置してくれたおじさんに連絡。
そしたら、なんと、おじさんが気を利かせて?キッチンの照明スイッチの真ん中に水圧変換スイッチを作ってくれていたとのことでした・・・。
下の写真の真ん中が水圧調整。両端はそれぞれ照明のスイッチ。わかりにくいよ・・・。
私の心の声「うん。ありがとうおじさん。でもね、設置する前に一言欲しかったな~。」
このスイッチを誤ってOFFにしてお風呂に入ってしまうと、チョロチョロの水でシャワーを浴びる羽目になります。
切り替えるためには、誰かにお願いをするか、誰もいなければダイニングまで自分で切替に行かなければならないのです・・・。
そのため、絶対にOFFにしないように、旦那さんと常に気を付けています。苦笑
蛇口を冷水の方にひねるとお湯がでる
キッチンで洗い物をしていた時のこと。
水を出しているはずなのに、なぜかお湯が出る・・・。
最初は猛暑のせいで、温まってしまったのかな?と思っていたのですが、ぬるかったお湯はどんどんと熱くなっていくのです。
オカシイ。
旦那さんに報告。
確認したところ、お湯と水の線が逆に設置されていることが発覚。
私の心の声「・・・。諦めよう。広い心で受け止めよう。」
やっぱりおじさんに指摘が出来ない旦那さんは、ググって自分で直したのであります。
カーテンももちろん自分で採寸取付
家がほぼ出来上がったころ、カーテンを選ぶことになりました。
採寸は義父がしているとのこと。
けれども、カーテンレールはまだないし、出窓になっているため、素人だと正確なサイズを導き出すのは不可能な話。
なので、義父が測ったサイズを元にして概算の見積もりを出し、業者に後日採寸に来てもらうのだろうなと思っていた私。
もうおわかりだと思いますが、私の考えが甘かったのです・・・。
カーテンの生地を選んだ一週間後、「カーテン取りに行くよ♪」の一言で嫌な予感がしました。
義父の採寸で、カーテンは既に縫製されていたのです。(やっぱり。苦笑)
更には、出窓のレールも義父が取り付けるとのこと。
新居に持ち帰り、試行錯誤する義父。
出窓のコーナー部分のレールの処理が上手くいかず、真っ直ぐだったレールは何度も折り曲げられ可哀そうな姿に・・・。
というか、折り曲げすぎてカーテンレールのランナーの隙間ふさがってるYO!!
頑張って設置を試みるも、上手くいかずに疲れて諦める義父。
深いため息をつく旦那。
後日、義父がいない時に新居をひとり訪れ、こっそりと設置する旦那。
私の心の声「何でもできる旦那さんで本当に良かった。」
でも、そもそもの採寸が間違ってるから、カーテンがちょっと長いのです・・・。
丈を直すか諦めるか。落ち着いたら考えよう。
エアコンから漏水
新居でエアコンをつけて寝ていたところ、朝起きたら床が水浸しに・・・。
まさか新品のエアコンから水漏れが起こるとは。
しかも、家電はまたまた義父の兄(大工とは別の)が設置してくれていたのです。
すぐさま電話して報告。
「ありゃ~」と言いながら修理を開始するおじさん。
エアコンの下に何もなかったのが不幸中の幸い。どうやら管の高さに問題があったらしいです。
どこまでもついてない私達。
まとめ
他にも細かいことを言い出すといろいろあるのですが、なんとか形になったので良しとします。
テキトーな人達に惑わされる真面目な人達の構図は、どこの国でも同じですね・・・。
でも、私達は身内なのでOKでも、他の現場でもこの状態だとアウトなのでは?と素朴な疑問が。
台湾人はおおらかな人が多いから、なんとかなっているのだろうか。
不思議だ。
この一件で学んだことは、私のまわりには”なんとかなる精神”の台湾人が多いということ。
けれど、みんないい人達なのです。困っているといつも笑顔で手を差し伸べてくれる素晴らしい人達。
ただ・・・わかってはいるけれど、考え方の違いなどに戸惑ってしまったり、ついついイラッとしてしまうのが異国の地での生活です。
そんなモヤモヤとした気持ちでいた時に出会ったのが下記の本。
イライラの原因を理解することや、対処方法について書かれた良い本です。ナイスタイミングで教えてくれた妹に感謝。もっと寛容になりたいな・・・と悩んでいる方にはオススメです。
これからどんな事が起こるのか、いろんな意味でドキドキの台湾生活。
これからも旦那さんと協力して、二人で乗り越えていこうと誓ったのであります。
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