中国語を話せるようになりたい人がすべき最も大事なアウトプットとは?

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ポイント 中国語

こんにちは、管理人のかどやんです。

 

今回は、私が思う最も大事なアウトプットについて書いてみたいと思います。

 

アウトプット=ネイティブと話すこと

 

こう思われている方、多いのではないでしょうか。

 

でも私は、アウトプットはネイティブと話すことが全てではないと思っています。

 

むしろ、その前段階での準備の方が大事。

 

語学の習得で挫折してしまわれる方って、多分、いきなりネイティブと話してしまっているからではないかなとも思ってみたり。

 

私は、旦那さんが台湾人なので、すぐにネイティブに聞けていいですねと言われることが多いです。

 

確かにその通りであり、自分はなんて恵まれた環境にいるのだろうと感謝しています。

 

ただ、やっぱり、私の中国語が進歩している要因は、それが全てではありません。

 

私は中国語の勉強を始めて2年なので、中国語2歳です。

 

まだまだ知らない言葉はたくさんあるし、間違うこともあります。しかし、同じ中国語2歳の中では、おそらくスピーキングはできる方ではないかなと思っています。

 

これは、私があることを必死でやっているから。

 

中国語の勉強の仕方についてお便りをいただく事がありますが、やはり皆さま、ネイティブと話すことに重点を置いていらっしゃるなという印象を受けます。

 

ネイティブと話す事も、大事なことです。

 

でも。その前にすべきもっと大事なことがあります。

 

今回は、私が最も大事だと感じているアウトプットについてお話してみたいと思います。

 

 

独り言というアウトプット

独り言

ネイティブと話す前にすべきこと。

 

それは、独り言です。

 

たぶん、ほとんどの方が、例文を聞いて声に数回出して練習をしているはず。

 

だから、独り言ならしてるYOーー!!!そんなことか。と思われた方も中にはいらっしゃるかもしれません。

 

では、私はどのくらい独り言を言っているのかというと。

 

口に定着するまでです。

 

詰まることなく、スラスラと日本語を話すように口からその文が出てくるまでです。

 

ここまでして、やっと合格。

 

少し考えなければならなかったりするようであれば、スラスラと出てくるまでひたすら言い続けます。

 

大事なのは、一つの単語、フレーズに集中すること。

 

毎日20のフレーズをさらっと聞き流して終わるくらいなら、一つの単語を口に覚えさせた方が、実際の会話では必ず役に立ちます。

 

この繰り返し。

 

発音をひたすら声に出して練習。次は、単語で練習。慣れてきたらフレーズで。

 

初めは難しいですし、しんどいですが、繰り返していくうちに、音に慣れてきます。

 

大事なのは、口で覚える事

 

アウトプットで最初にすべきは、独り言という自主練です。

 

アウトプットの順番

アウトプット

私の中で、独り言はアウトプットの第一段階という位置付けです。そこから徐々にステップアップしていきます。

 

私が実践しているアウトプットの順番はこうです。

 

ただ、私の場合は、今は②と③が同時進行となっていますが、ネイティブが近くにいない場合、全く話せない場合はこの順番からスタートです。

 

①独り言

まず、覚えたい単語やフレーズを一つピックアップして、音を聞いてひたすらマネをします。

 

英語の「I don’t know」くらい、何も考えずに言葉が口から出てくるまで練習します。

 

必ず、音を聞きながら。

 

②言語交換など間違いを指摘してくれる人と会話練習

ある程度、言葉が口から出てくるようになったら、発音があっているか、フレーズを使う場面が自分のイメージと合っているかなど、細かい部分を修正していきます。

 

台湾人と言語交換をするか、もしくは中国語の上手な日本人でも、とにかく指摘してくれる人なら誰でもいいです。

 

ここで大切なのは、指摘してくれる環境があることです。

 

本番の会話だと、ひたすら話が進んでいくので、少し間違えたくらいであれば、誰も止めてくれません。

 

会話って、そもそもコミュニケーションをとるためなので、当たり前です。

 

その会話についていけるようになるために、細かい部分をひたすら修正していきます。

 

私は週一で中国語を習っています。日本人の先生ですが、発音の間違いには敏感に反応してくれるし、細かいニュアンスの違いも説明してくれます。

 

この授業で言われたことを家に持ち帰って、ひたすら①独り言で練習です。

 

基本、①と②の繰り返しです。

 

そして最後にこれです。

 

③ネイティブとの会話

ネイティブとコミュニケーションを取るための会話。言語交換ではなく、会話です。

 

先ほども言いましたが、基本的にネイティブとの会話では、全く意味が通じない時以外、注意をしてくれません。

 

これは、勉強よりも会話をすることに重点を置いているからです。

 

ある程度話せるようになると、間違っていても意味が通じる場合、その間違いはスルーです。

 

旦那さんにも、最近は基本スルーされます。苦笑

 

後から勉強して間違いを知った時に、「なんで言ってくれなかったの???」と当然なるのですが、「だって、会話してるのに、イチイチ止められないよ。」というのが旦那さんの言い分。

 

ごもっとも。

 

また、ネイティブと話すことって、この状態にいきなりトライすることなんですよね。

 

会話はスピードが命なのに、①の独り言をせずにこの試合に挑んだ場合、結果は目に見えています。

 

言いたいことがスラスラと口から出てこないなら、残念ながら会話は成立しません。

 

ここでは、会話を楽しむと同時に、①と②で練習した言葉を実際に使ってみたり、ネイティブがどういう風に使っているのかを聞く場面でもあります。

 

あとは、もっとこういう言葉を言えたらよかったななど、次に覚えたいフレーズをピックアップしたりもしています。

 

スポーツに例えてみると?

野球

ここまで読んでも、ピンとこない方もいると思います。

 

そもそも、日本の教育はテスト対策に重点が置かれているので、スピーキングに特化した勉強方法に対する知識自体がありません。

 

だから、こうした方がいいよ!といくら言われても、なんか意味のないことのように聞こえてしまいます。

 

ひたすら声に出して、マネしてマネして暗記すること

 

話せるようになるために・・・というのを売りにしている参考書を買えば、最初の方に必ず書かれていることです。

 

でも、学校教育ではそんなこと教えられなかったので、この方法をスルーして、ひたすら文法の理解に徹します。

 

文法の理解が終わった頃、話せないことに気がついて、やばい!アウトプットしなきゃとなり、アウトプットの方法をいろいろ調べてたどり着くのが、ネイティブととにかく話すこと。

 

では、これをスポーツに例えてみましょう。

 

まず、文法を理解します。これは、スポーツでいうところの、ルールを頭で理解する段階です。

 

そこから、野球であればバッティングの練習であったり走り込みなどをして、体を鍛え基礎を体に徹底的に叩き込んでいきます。(①独り言)

 

この基礎の部分ができてようやく仲間と練習試合をしたりして、よりルールの理解を深めたり、変な癖がついていればその修正を行っていきます。(②会話練習)

 

基礎を作り、練習試合で経験を積んで、やっと試合に参加です。(③ネイティブとの会話)

 

独り言の練習、会話の練習をしないということは、ルールだけを頭に詰め込んで試合に出ることです。

 

これでは、試合で勝つどころか、ゲームにさえなりません。相手に失礼です。

 

ネイティブと話す前に、基礎を体に叩き込むこと。正しいパスが出せるように、ひたすら自主練をすること。

 

これが何より大事です。

 

独り言の勉強方法とポイント

ポイント

どのレベルかにもよりますが、発音はある程度できるようになっておきましょう。

 

ピンイン(注音)を見て、どんな音かがわかるレベルにはなっていた方がいいです。

 

発音を練習する時も、音を聞いてマネして、さらには自分の音を録音して聴き比べてと徹底して練習してみてください。

 

そして、ここから独り言。

 

今勉強している本の中で、これ使えそう!というフレーズをピックアップ。そのフレーズを、音を聞いてひたすらマネします。

 

詰まることなくスラスラと出てくるようになるまでひたすら練習。

 

マネしてマネして暗記です

 

でも疲れたら、やめてOK!イヤイヤやるのが一番良くないです。

 

脳に、中国語の勉強は楽しいよ〜と思わせておくと、覚えるのが早いような。笑

 

最初は上手くいかないものなので、出来なくても落ち込まないでくださいね。

 

無理だ〜と諦めたて次の日にダメもとで声に出してみたら、口からスラッと出て来たという事はよくあることです。

 

今日できなくても、その努力は必ず明日に繋がっています。

 

さらには、フレーズを覚えたら、そのフレーズがどういう時に使われるものなのかをイメージしながら口に出してみてください。

 

難しければ、一番しっくりくる日本語をイメージしながら口に何度も出します。

 

すると、その日本語を発する場面で、イメージしながら覚えた中国語が出てきます。

 

あとは、使う場面が間違っていないか、ここでやっとネイティブに確認です。

 

私は、ドラマやアニメを見て言ってみたいなと思った言葉を暗記して、旦那さんに試しています。

 

自分が一番絶妙だと思うタイミングで。

 

例えばこんな感じ。

 

最近、旦那さんは時間があればゲームゲームという感じで、ずっとゲームをしているんですよね・・・。ダメだとは言いませんが、もうちょっと構って欲しい。笑

 

ふぅ。ついに、この時がやってきてしまったか。

 

この言葉を旦那さんにいう日が。

 

「你的人生 難道就沒有其他的事 可以做嗎?」

 

あなたの人生、まさか他にする事ないの??

 

私・・・( ̄∀ ̄) ニヤリッ

 

旦那さん・・・∑(; ̄□ ̄A ウッ

 

フッ。この勝負、もらった。

 

このフレーズ、いつか言う時がくるかな〜と思いながら練習していたんですよね。そしたら、今だーーー!という絶妙なタイミングが来たので、試してみました。

 

旦那さんの驚いた顔といったら。笑

 

どこでそんなフレーズ覚えたの!?先生に教えてもらったの??と、大爆笑。

 

ここで詰まってしまったら、旦那さんには全く響かなかったと思うんですよね。

 

やっぱり大事なのは、ベストなタイミングでその言葉をスラッと出せるために、ひたすら練習する事です。

 

時間がないからできない・・・という方も、中にはいると思います。

 

ただ、一日に何フレーズも練習する必要はありません。

 

単語一つ、もしくはフレーズ一つだけでいいです。

 

逆にたくさんやると、集中できなくなるので、多くても5つくらいまでです。

 

そして、自分が覚えたい言葉から覚える事。

 

多分、15分くらいあれば、1フレーズくらいなら100回は言えるはずです。

 

この積み重ね、大事です。

 

ここで積み重ねて覚えたフレーズ達が、やがて会話という本番で必ずあなたを助けてくれます。

 

<独り言のおさらい>

・一日1フレーズでいい

・覚えたい言葉から覚えていく

・口に定着するまで何回でも言い続ける

・口にある程度定着したら、一番しっくりくる日本語訳をイメージでインプット

 

まとめ

まとめ

文法を理解することも、もちろん大事です。

 

でも、会話というのは総合力。

 

ベストなタイミングで最適なフレーズが出てくるか。これが何より大事。

 

そのために、自主練は欠かせません。

 

私は、確かにネイティブが身近にいるのですぐに試すことができます。

 

でも、やっぱりそれだけでは話せるようにはならないんですよね。

 

日本にいても、英語や中国語の他言語を習得している方はたくさんいます。その方達が必ずやっていること。

 

それは、自主練です。

 

この大事さに気がついて実行できるか。

 

独り言をサボると、表現増えないですし、いつも同じことを言っているので、一見話せているようで、全然伸びてないんですよね。

 

言語の習得は、自分との戦いだなとしみじみ感じる今日この頃。

 

イヤイヤではなく、楽しく!!!

 

つらつらと書きましたが、これも大事です。

 

ではでは。