こんにちは、台湾在住7年・ライターのかどやんです。
台湾では一家に一台あるといわれているのが「大同電鍋」。
私も台湾に嫁いできてからずっと愛用しており、電鍋歴は7年になりました。
また、昨今は日本でも電鍋ブームが到来しており、友人や家族から
といった質問をチラホラ頂くので、今回まとめて記事にしてみました。
参考になれば幸いです♪
大同電鍋とは?
まずは大同電鍋の仕組みや出来ることについて解説いたします。
電鍋でできること
電鍋の機能としては、炊く・煮る・蒸す(温める)ことが可能です。
電鍋はもともと炊飯器として開発されたものなのでご飯を炊くことはもちろん、
肉じゃがやカレーなどの煮込み料理、蒸し野菜やスープなど、何でも作ることが出来ます。
調理の仕組みと加熱時間の調節
調理の仕組みはとってもシンプル。
調理の際は電鍋本体に水を入れるのですが、その水が蒸発することで食材を加熱して調理する仕組みとなっています。
水分が全て蒸発してなくなれば調理完了となり、電源がOFFになります。
よって、加熱時間の調節は、電鍋本体に入れる水の量で調節をします。
調理の手順(共通)
基本的に、調理の手順はどの調理方法でも同じです。
- 電鍋本体(外鍋)に水を入れる
- 必要なパーツをセット
- 調理する食材を本体にセットする
- 蓋をしてスイッチON
調理方法によって使うパーツが異なるだけで、後は水を入れてスイッチONしたら出来上がるまで放置でOKです♪
慣れると簡単すぎて、コンロでコトコト煮るとか出来なくなります…笑
付属のパーツ
付属でついているパーツは、
これらをフル活用して調理していきます。(あっ、写真にはないですが、しゃもじもついています)
大同電鍋の使い方とおすすめの水の量
それこではここからは、実際の使い方を詳しくご紹介していきます。
炊く
「炊く」といえば、ご飯!
電鍋はもともと台湾の炊飯器として売られていたものなので、電鍋でご飯を炊くというのは基本中の基本の使い方となります。
目安の水の量
炊飯は目安の水の量が決まっているので、わかりやすいです。
実際に調理してみた
今回は米2合を炊いていきます。
- 内鍋にお米を入れて研ぎ、内鍋の目盛り2まで水を注ぐ
- 30分ほど水に浸して米に水を吸わせる
- 電鍋本体にカップ1の水を入れる
- 内鍋を本体にセット
- 蓋をしてスイッチON
- スイッチがOFFになったあと蓋を開けずに10分ほど蒸らして完成
炊飯時のポイント
電鍋の場合、炊飯器のように色々な機能が備わっていないので、お米に水をしっかり吸わせてから炊くのがオススメです。
よりふっくら美味しく仕上がります。
また、スイッチがOFFになったあとは、必ずそのまま10分ほど待って蒸らします。
そうすることで、余熱で芯まで熱が入り美味しいご飯に仕上がりますよ♪
煮る
続いては「煮る」です。
基本的には鍋で煮るのと要領は同じで、内鍋に材料を入れて後はスイッチONでOK。
目安の水の量
上記は↑公式の説明なんですが、アバウトすぎて結局自分で試すしかないです…
因みに私は、下記の基準で水の量を決めています。
- 食材が内鍋の半分以下の場合・・・1カップ
- 食材が内鍋の半分以上の場合・・・1.5カップ
実際に調理してみた
今回は魯肉・ルーロウ(台湾版豚の角煮)を作ってみました。
- 豚バラブロックを適当な大きさに切り、表面を少し焼く
- お好みでゆで卵や大根(下ゆで済み)を準備
- 具材を内鍋に入れ、魯包1パックと八角二つくらい、生姜、水、お酒、醤油、干し梅もしくは砂糖を入れる
- 電鍋本体に1カップの水を入れる(食材は内鍋の半分以下だったので)
- 内鍋を本体にセット
- 蓋をしてスイッチON
この写真↓で1回煮終わったところです。まだもう少し煮る必要があるため、再度1カップの水を本体に入れてスイッチON。
この時味見をして、足りない味を付け足して調整していきます。
もしも砂糖の代わりに干し梅を入れる場合は煮続けるとかなり甘くなるので、1回目で取り出すのが良いです。
2回目が終わってもまだ煮込み具合が足りないと感じたら、更に水1/2〜1カップを入れて煮込みます。
後はしばらく蒸らして味を染み込ませていきます。
煮込む時のポイント
煮込み料理の場合一回で仕上げようとせず、煮足りない場合は再度水を足してもう一度煮るのがオススメです。
蒸す(温める)
最後に「蒸す」方法です。
蒸すというと、肉まんや茶碗蒸しのイメージかもしれませんが、野菜を蒸して温野菜を作ったり電子レンジでチンする代わりに電鍋で温めたりという使い方もできます。
目安の水の量
- 火が通りやすい野菜(ブロッコリーなど)・・・1/2カップ
- 火が通りにくい野菜(さつまいもなど)・・・1カップ
- 冷凍食品・・・1カップ
- レンチンする代わりに残り物を温める時・・・1/2〜1カップ
火が通りやすい野菜は少なめの水で蒸しますが、その他の場合はぶっちゃけ適当で大丈夫です。
困った時はとりあえず1カップで様子を見て、加熱が不十分なら余熱で蒸らすが再度水を入れて加熱すればOK!
実際に調理してみた
今回はかぼちゃコロッケ用のかぼちゃを蒸してみます。
- かぼちゃを一口サイズに切り、お皿に入れる
- 本体(外鍋)に水を1カップ入れる
- 本体にスチームプレートをセット
- スチームプレートの上にお皿を置く
- 蓋をしてスイッチON
- 電源がOFFになった後、10分ほど蓋を開けずに蒸らす
火が通りにくいじゃがいもやかぼちゃなどの野菜は、余熱で蒸らすのがオススメです。
蒸す時のポイント
スチームプレートの上に置くお皿は、深めのお皿の方が取り出しやすいです。
浅いお皿だと取り出す際に電鍋に触れて火傷の恐れがあるため、その場合は蒸し物用のトング↓などを使うのが◎。
大同電鍋オススメのサイズ
日本で販売されている電鍋のサイズは、M(6合)・L(10合)の2サイズです。
サイズ感はどんな感じ?
因みに我が家は台湾限定サイズの11合ですが、7寸(約21センチ)の中皿を入れてちょうどです↓。
6人用の場合、肉まん1つしか入らず、二人分蒸すには2回蒸す必要があり正直ちょっと面倒。
義理の妹がMサイズを購入していますが、やはり使いづらくLサイズを買い直していました。
当てはまる場合はLサイズがおすすめ!
上記に当てはまる場合は、Lサイズがオススメです。
大は小を兼ねる
本当にその通りで、Lサイズであれば同時調理も可能ですし大きな瓶の消毒も出来ます。
置き場所に余裕がある場合は、ぜひLサイズを検討してみてくださいね!
大同電鍋のメリットとデメリット
実際に使って感じた電鍋のメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
まずはメリットから。
- 火を使わずにほったらかしで調理出来るので子育て中でも安心
- 蒸し料理のしっとり感が最強
- 汎用性が高くて使いこなせれば超便利
①火を使わずにほったらかしで調理出来るので子育て中でも安心
子育て中って、子供につきっきりになるので、鍋にかまってる暇とかないんですよね…
でも、電鍋ならセットしたら後は放置でOK!
噴きこぼれる心配もないし、煮物作ってたのにすっかり忘れてて焦げた!!なんて事もありません。
出来上がったあと保温にしておけば、温かいまま美味しく頂けます。
育児中どれだけ電鍋に助けられたことか。ほんと、これがないと生きていけないくらい私の宝物です。笑
②蒸し料理のしっとり感が最強
蒸し料理ってフライパンや鍋でしようとすると、結構めんどくさいですよね。
なのでついついレンジに頼ってしまいがちですが…
そんな時に活躍するのが電鍋です。
電鍋で蒸した肉まん食べたら、もうレンチンする気がなくなるくらいフワフワしっとりなんです。
しかも水入れてスイッチONするだけなので楽ちん♪
野菜も蒸すと味が濃くなってとっても美味しいので、オススメです。
③汎用性が高くて使いこなせれば超便利
電鍋は本体に入れば同時調理が可能なので、何品も一気に作れたりとかなりの時短になります。
また、調理以外にも、瓶や哺乳瓶の消毒が出来るので重宝しています。
デメリット
続いては、デメリットについて。
- 情報が少なく、教えてくれる人がいない
- 慣れるまで時間がかかる
- 電子レンジより時間がかかる
①情報が少なく、教えてくれる人がいない
昔に比べるとレシピ本もいくつか出ており、ネット上でも情報が手に入りやすくなりました。
が、しかし、かといって台湾のように身近に教えてくれる人がいるわけではないんですよね…
自分で試行錯誤しながらとりあえず試してみるしかないので、日本に住んでいる人にとってはデメリットかなと感じます。
②慣れるまで時間がかかる
水を入れてスイッチONするだけでOKなんですが、逆に初めはシンプルすぎて戸惑うのも事実です。
電子レンジのようにメニューボタンがあるわけでもないので、何度も試して感覚を掴んでいくしかありません。
慣れるとほんとに万能で使いやすのですが、慣れるまで正直時間がかかるかなと感じます…
③電子レンジより温めに時間がかかる
電子レンジだと1分ほどで温める事ができますが、電鍋の場合は蒸して温めるのでどうしても時間がはかかってしまうのがデメリットです。
時間がかかる分しっとり美味しく仕上がりますが、早さを求めるなら電鍋は不向きです。
大同電鍋のまとめ
以上が電鍋の使い方などについてでした。
電鍋歴7年になりましたが、育児中ということもあって毎日フル稼働です。
火を使わずに煮物が作れるって、ほんとに素晴らしい。
放置でOKなので、小さいお子さんがいるご家庭にもオススメです♪
参考になれば幸いです。
※おすすめの電鍋レシピ本はこちら↓
おすすめ記事
≫【2024年版】台湾人が喜ぶ日本のお土産オススメ10選まとめ!