こんにちは、管理人のかどやんです。
結婚式の段取り記事を前回書きましたが、今回は「当日バタバタしない・後悔しないために気をつけるべき点」についてまとめてみました。
前回の記事
ここは台湾だった・・・と痛感した出来事もありつつ、なんとか無事に終えることができた結婚式。
これから台湾で結婚式を挙げられる方が、素敵な当日を迎えられることを願いながら書きます。
少しでもお役に立てれば幸いです。
それではどうぞ〜♫
忘れがちだけど大切なこと
結婚式当日のイメージって、経験がないのでなかなかリアルに想像できないものです。当日はきっと忙しいだろうけど、まぁ、なんとかなるだろう♫と安易に考えてしまいがちです。(←ひょっとしたら私だけ!?)
でも、国際結婚ともなると、言葉の壁や文化の違いもあり、日本だったらこうなのに〜〜!と思ってしまうことも正直あります。
「しまった!!」とならないために、まずは、当日自分がどういう状況に置かれるのかを理解しておく必要があります。
自分は動けない
当たり前ですが、新婦は動けません。
控え室で仕上げのメイク。そして、列席者の方々が様子を見にいらしてくださるので、控え室で待機です。
主役は本番までおとなしくが基本で、当日の受付まわりやテーブルのセットなどは、他の方達に全てお任せすることになります。
そのため、任された方達が困らないように準備をし、自分のイメージをしっかりと伝えておく必要があります。
旦那さんはそばにいない
日本での挙式であれば、まったく問題にならないことなのですが・・・。台湾で挙式となると、心細く感じてしまうのです。
国際結婚の場合「言葉の壁」があります。この壁を顕著に感じたのが、結婚式当日でもありました。
当日は、みんな焦っているので、正直気持ちに余裕がありません。
トラブル発生時に旦那さんがいないと、その指示を仰ぎに新婦の元にスタッフの方がやってくることもあります。私の場合は、小さなハプニングが色々とあり、その度にスタッフの方が控え室の私の元にやって来ていました。
普段はあまり使う機会のない単語のオンパレードに、初めて話す方達ばかり・・・。つ、疲れる・・・。( ;∀;)
結婚式の中で一番神経を使ったのって、実はこの時だったのかもしれません。リスニングとスピーキングの試験を受けているような感覚でした。笑
私の場合は、式場の方が中国語オンリーだったので致し方なかったのですが、もし、式場に日本語(英語)の流暢な方がいれば、それほど苦労もなかったのかもしれません。
状況によりけりだと思いますが、準備の時に旦那さんは近くにいないということを頭の中に入れておきましょう。
準備で気をつけること
上記を踏まえて、以下のことに気をつけながら準備をすると良いのではないかと思います。
ヘアメイクの要望は詳細まで伝えておく
ヘアメイクは、だいたいを伝えておいて、詳細は当日メイクさんと打ち合わせして決めればいっか〜♫
と思うかもしれません。ただ、メイクさんも、限られた時間の中で仕上げなくてならないので、ゆっくりしている暇はありません。
そして、細かいニュアンスは伝わりにくいということを理解しておかなければなりません。(メイクさんが日本語ペラペラの場合はこの限りではありません)
細かいことを説明できて相手にもちゃんと理解してもらえる中国語レベルって、かなりの上級者だと思います。
ネイティブ同士でも、勘違いがあったりする中で、ましてや母国語でない言葉を使ってイメージを伝えるのって、とても大変です。
旦那さんは旦那さんでやる事があるので、つきっきりで側にいてくれるわけでありません。
ですので、要望がある場合は、本番までに細かいところまで全て伝えておくのがベターです。
私は、2着目の衣装の時に髪に生花をセットして欲しかったのですが、全体につけたいというのを言い忘れており、怒られました・・・。苦笑
特にお色直しの時は、時間との勝負です。15分〜20分でチェンジをしなくてはならず、メイクさん必死です。
「先にちゃんと言ってくれてたら、予め準備できたのにーーー!!!」とメイクさん。
心からごめんなさい・・・。m(_ _)m
こちらが簡単にできると思ったことでも、メイクさんからしたら時間のかかる事だった・・・ってこともあります。
また、中国語に自信がない場合は、当日使うであろう中国語の単語を予めメモしておくと、発音が悪くて通じなくても見せれば伝わります。
例えば、衣装がきつい、ゆるいなど。
ヘアメイクの後悔は、写真を見るたびに思い出してしまうので、ここだけは絶対に失敗したくないところです。
思いつくことは全て伝える・準備する!これに限ります。
小物類は早めの便で
ウェルカムスペースの小物類や景品などは、一番早い便で持っていくようにしましょう。
会場のスタッフの方が確認して準備を始めたいのに、なかなか到着しない・・・となると、かなり焦ります。
特に、お日柄の良い日にちだとあちこちで結婚式が行われているので、渋滞することを前提に行動を。
私は、渋滞で会場入りが遅れ、衣装を忘れ、小物類もなかなか到着せず、旦那さんは家族を迎えて行って渋滞に巻き込まれ、帰って来ない・・・。という、結構大変な状況でした。
(・・・渋滞のせいにさらっとしたけど、衣装忘れたとかは完全に自分のせいですね。哈哈)
なので、当日は渋滞することを前提に、必要なものは早めに会場に持っていくように手配をしましょう。
ウェルカムスペースはイメージ写真を準備
結婚式で地味にショックだった出来事の一つがこれでした・・・。
ウェルカムスペースは、妹にイメージを伝えてセッティングしてもらったのですが、最後のお見送りの時に見たら、イメージと全然違うではないか。
全然いけてない。ちがーう!!!!
でも、妹がこんな感じに仕上げるとも思えない。(妹はインテリアデザインが仕事のため)
そしたら、疲れた声で妹が一言。
「・・・無理。」
「え?何が・・・?」
どうやら、セッティングが終わった後に、ウェルカムスペースを見た親戚の叔母さま達(台湾人)が、次から次へとアレンジを加えていったとのこと。
妹が「違う違う!!」と直すと、直した途端になんか言いながら元に戻される・・・というのを繰り返していたらしいのです・・・。(^^;)
状況が想像できてしまう・・・。
台湾人のおばさん達、みんないい人達だけど、今回は遠慮して欲しかったな〜と心の声。
日本だと、セッティングされたものを変更しようとか思わないような・・・とふと考えてみたり。
妹も結構頑張ったみたいなのですが、最終的にギブアップ。言葉通じないし、無理だよと。
事前に家でリハーサルセッティングしたものを写真に収めておいて、「新婦がこうしたいって言ってたよ!」って言えるようにしておけば良かった・・・。
自分は動けないので、スタッフの方にお願いする場合も、イメージはちゃんと伝わるようにしておく!できればイメージ写真を事前に準備しておくなどしておきましょう。
台湾にない演出は詳細まで打ち合わせを
台湾ではまだまだ一般的ではない演出の一つに、ケーキ入刀があります。
日本だとほぼ100%の確率でしますし、段取りに関してもこちらが心配する必要ないですよね。
しかし、台湾だと自分でケーキの手配をしなくてはならないし、結構大変なのです。
プランナーさんがいれば、準備してくださったかもしれないですが、私達の場合は全て自分で準備でした。
そして、こういった慣れない演出を取り入れる場合、細かいところまで伝えておく必要があります。
例えば、日本だとケーキ入刀が終われば、ケーキは列席者の方一人ひとりに配られますが、台湾では伝えておかないとそうはなりません。
ここで大失敗。
「ケーキは配ってくださいね!」とだけ伝えていたのですが、「どうやって」までは言わなくてもわかるだろうと安易に考えてしまい・・・。
結果、セルフで取りに行くという形での提供となってしまいました。
それも、式後にお友達から聞かされ、ショック。
うそーーー!!
どうりで、ケーキの一番上の段が手付かずで家に持ち帰られていて、おかしいと思ったんですよね・・・。
この大量のケーキどうするの?!ほんとに、ケーキ入刀しただけで終わっちゃったじゃん!!!と、旦那さんは悪くないのに少し八つ当たり。(ゴメンなさい)
結局、来て頂いたお礼まわりで親戚の家に行く時に持参。
台湾にはない演出をする際は、細かいところまでしっかりと伝えておかないとダメだったなと反省したのでした。
まとめ
国際結婚ってやっぱり大変なのかも・・・と書きながら他人事のように思ってしまいました。
居留証をゲットするのも一苦労でしたが、結婚式も色々と大変でした。
文化の違いってどうしようもできないですし、それを分かっていても、「なんで・・・?」と思ってしまう事もありますしね。
最終的には無事に終わり、楽しんで頂けたのではないかなと思ってはいるのですけれど、それでも、もっとこうしておけば良かったなという心残りはあります。
まぁ、今更ですね。笑
気持ち的には、これでやっとスタート地点に立てたような気分です。
これから旦那さんと共に、幸せな家庭を築いていけたらなと思います。
ではまた〜♫