こんにちは、管理人のかどやんです。
「中国語は習得するのが難しい言語である。」
一般的にはこう言われていますが、最近この考えに疑問を持つようになりました。
それは、“私が中国語の勉強を始めたから”なんですけど、なんというか「難しい」は先入観なのではないかな・・・という拭えない疑問。
英語の勉強期間よりも、断然短い中国語の勉強期間・・・それなのに、中国語の上達の方が断然早いんです。(>ω<)
英語と中国語の両方を勉強している自分が感じる、一般論との意見の相違。
他言語の習得が難しいのはわかっちゃいるんですけどね、ほんとに難しいのかな・・・と素朴な疑問が湧き出てきたわけなんです。
今回は、「中国語は難しいのか」というテーマについて、英語の習得と比べながら私なりに考えてみました。
因みに私は、1ヶ月間だけ語学学校に通い、今は台湾人の彼氏に教えてもらいながら、独学で中国語(台湾華語)の勉強をしています。
中国語はまだまだ勉強中ですが、それでも子音と母音合わせて約400ある音と声調は、ほぼ完璧に発音できるようになりましたし、言いたいことは言えるレベルになりました。
その前は、オーストラリアに1年半行っていたので、英語も勉強しています。今の英語力は、日常会話なら問題ない、中級者といったところです。
中国語は難しいのか
正直、これは人それぞれだと思います。
私は英語と中国語の両方を勉強しているわけですが、個人的には中国語の方が簡単だと感じています。
( ・g・)うそーん
と思う方がいるかもしれません。
あくまで私の意見にはなるのですが、中国語の学習の方が楽しいですし、何より上達のスピードが早い。
ではなぜ、中・高・大と学校で習っていて、親しみがある英語よりも、中国語の方が簡単だと感じるのか。
不思議ですよね。
私も最初は、「あれ・・・( ‘ω’)?」って感じだったので、簡単だと感じたポイントをまとめてみました。
アルファベットではなく漢字
私は中国語と言っても、台湾で話されている中国語、台湾華語を勉強しています。ですので簡体字ではなく、繁体字。
この繁体字は、日本語の漢字と共通点が多く、発音できなくても意味が理解できるので、新しいことを一から覚える苦痛がありません。
なお、中国本土で共通語とされている中国語は、簡体字を使用しています。簡素化されすぎており、見ただけでは意味が理解できないものがかなりあるので、こちらを勉強されている方には、当てはまらないかもしれません。
【例】観光
繁体字(台湾):觀光
簡体字(中国):观光
台湾の繁体字なら、ぱっと見で「観光」だと理解できますよね?
私は台湾に滞在していた間(3ヶ月程)、1ヶ月だけ語学学校に通っていたのですが、この時ばかりは日本人で良かったと思いました。
漢字が書けて意味が分かるということは、とってもラッキーなこと。
アルファベットが基本の母国語の人たちからすると、漢字って書くのかなり大変ですよね?画数多っ!ってなると思います・・・。
そして、中国語は話すのも難しいのに、一単語書くのにもすごく時間がかかる・・・。意味も覚えなくてはならない・・・考えただけで辛いです。【T__T】
日本人の私ですら、ひらがなシックになりましたからね。ひらがな書きたいっ!!って。
なので、めんどくさい漢字に対する免疫があり、更には意味は理解できる。
あとは発音を覚えるだけの基本準備ができている日本人は、他の国の人たちよりも遥かに、中国語習得のハードルは下がってると思います。
発音は難しい?
中国語の発音は難しい。これは揺るぎのない事実です。
ちょっとのミスが命取りで、特に声調(イントネーション)を間違えると、ほぼ通じません。゚(゚´Д`゚)゚
おそらく、中国語を勉強し始めたものの、声調がめちゃくちゃで通じず、挫折していく人がほとんどではないでしょうか。
私も最初の2ヶ月くらい、この声調のおかげで中国語はすごく難しいと思ってました。
しかし、勉強するにつれて、声調があるから正確に発音できているという一面があることに気づきました。
どういう事かというと、
日本語で
「雨 あめ」 「飴 あめ」 どちらも あめ ですよね?
でもイントネーション(声調)が違います。
日本語も、このイントネーションの違いで、無意識のうちに意味を感じ取っています。
日本語の場合、平仮名で書くと「あめ」だけで声調がありません。なので、音を自力で覚える必要があります。
しかし、中国語の場合は、目で見て声調を確認することができます。これって逆にラッキーなことなんじゃないか?と思いました。
ただ、日本語の場合は、多少違っていても文脈から判断できますが、中国語は似た音がたくさんあるので、より正確に発音することを求められますが。
中国語には約400の音があるのですが、この音と声調を最初に徹底的に練習すると、後がかなり楽になります。
なにより、英語の発音と比べたときに、訓練しないと発音できない音の数が、圧倒的に少ないです。少しコツを覚えただけで習得可能なものがほとんどです。
なので、「発音は難しい」けれども、最初に発音を練習することで、克服できる言語ではないかと思います。
本人の努力次第なので、なんともいえない部分ではありますが・・・。
一語につき発音は基本ひとつだけ
これを聞いた時、やったー!!!って思いました。
ほんとに飛びあがるくらいに。笑
ごく稀に2つ発音がある漢字もあるようですが、稀のようです。
日本語の漢字って読み方がたくさんあります。音読み・訓読みを文字の組み合わせによって音を覚えなくてはいけない。
よくよく考えると、日本語って難しいですよね。
「今 いま」 「日 にち」 をそれぞれ覚えても、合体したら「今日 きょう」です。
えっ!?今まで勉強したん、なんやったーんってなってしまいますよね。
信じては裏切られ、信じてはまた裏切られ・・・まさに昼ドラのような展開が繰り広げられているわけです。笑
中国語の場合は、例えば、「月」と「台北」が読めるようになったとします。
そして「月台」(プラットホームという意味)という字に出会う。
でも、読み方は一つの漢字につき一つしかないので、読めてしまいますよね?
思ったより簡単です。
活用しない
英語は過去形、過去分詞と活用形を単語ごとに覚えないといけません。
私はこれが大っ嫌いです。(>_<。)
言ったあとに、しまった~!!過去形にしなきゃダメだったとかよく思っていました。
誤解ないように言いますが、過去形や未来形はありますが、活用形がないのです。
英語のように、「eat」が「ate」「eaten」と変化しません。
食べたと言いたい場合は、「吃(食べる)」に「了」をつけて「我吃了」となります。
あくまで、食べるは「吃」のままで、活用しません。
「要」や「了」などの単語を必要な場所につけて、“いつ”それが起こった・もしくは起こるのかを説明するという感じです。
日本語も今まで考えたことなかったですが、活用形たくさんあるんですね。知らなかった~(/-\*)
台湾人のお友達が今日本語を勉強していて、いろいろ質問してくれるんですけど、感覚で話しているので説明できない。
改めて日本語の難しさを知りました。
結論:中国語は英語ほど難しくない
あくまで、私の意見ですが、英語よりは早く習得できる言語なのではないかな、と思います。
やっぱり見て意味がわかるからなのか、勉強していてストレスが少ないですし、今のところは、英語より中国語の習得の方が断然早いと感じています。
「発音」がクリアできるか。
中国語の習得は、すべては発音の習得にかかっているともいえますよね。
偉そうなこと言っていますが、最初のころは発音の仕方が分からずに、心が折れそうになったので、この「発音の難しさ」は十分に理解しています。(´ε`;)
ただ、ここをクリアした後の勢いは、もう誰にも止められない!ってくらいに、一気に上達したので、同じ学習者として、諦めないで欲しいな・・・とも思います。
私が中国語の勉強をしていて切実に思ったのが、発音の説明の少なさ・・・・。
母音と子音の説明はあっても、母音と子音が組み合わさったときの発音の仕方がわからない・・・。(>_<)
英語は至れり尽くせりと、検索すれば溢れかえるほどの情報があるのに、中国語はなかなか自分が思うような解決策に出会えずでした。
私は幸いにも彼氏が台湾人なので、その都度間違いを確認ができますが、独学で勉強されていらっしゃる方にとって中国語の発音習得は、かなりハードルが高いのではないかと思います。
そこで台湾人の彼に協力してもらって、どういう口の動きをすればその音が出せるのか、解説を作ってみました。
もともとは自分自身の復習のために作ってみたのですが、私と同じように発音の仕方で困っている方のお役に立てれば嬉しく思います。
私もまだまだ勉強中ですが、中国語の学習者の同士として一緒に頑張りましょうね!
・中国語(台湾華語)が上達しない原因とは?正しい勉強法と発音のトレーニング方法をご紹介。