こんにちは。管理人のかどやんです。
今回は、私がオーストラリア留学中に悩まされ続けた『TH』の発音のコツをご紹介したいと思います。
この『TH』の発音、ほとんどの人が勘違いしています。
なぜかというと、ほぼすべての教材で、大げさな発音の仕方を教えているからです。
私も発音の本を見て、頑張って練習していたんですが、スピーキングでそんなめんどくさいことやってらんないよ~(o´Д`)=з
という状態でした。
実際、ネイティブの口みてても、本に書いてあるような舌の動きが見られなかったんです。
悩み出すとキリがないんですが、コツさえつかめば簡単にできますよ。
日本人が間違いやすいTHの発音
この発音、難しいですよね~。日本語発音で言うと100%通じない。((>ω<。))
例えば、「They」は「ゼイ」だと覚えている人が大半だと思います。
ほんとは「ゼイ」ではないのに、ずーと “They = ゼイ” だと覚えているために、 「ゼイ」にしか聞こえない。
「ゼイ」にしか聞こえなかったたら、「ゼイ」って発音しますよね?
間違っているのに、何が間違っているのかすらわからない。
私もこの発音は、相当苦労しました。
当時、ネットで調べて出てくる説明といえば、
“前歯の上と下の歯で舌を挟む”
だとか、
”舌で上の前歯を隠すぐらい前に出したあとにおもいっきり引く”
とかです。
舌の動きはわかっても、実際にやってみると、それで合ってるのかもわからない状態でした。
挙げ句の果てには、この音は「TH」だからとかスピーキングでも考えるようになって、余計に話すことに集中できなくなる始末です。
私は、ずっとホームステイをしていたので、ネイティブと話す時間がたくさんありました。
そして、ネイティブの口元をよく観察していたのですが、この『TH』の発音のときに、舌がほとんど出てないことを知ったんです。
前歯をすべて覆うほど舌を出してる人とか、一人もいませんでした。
で、舌の動きを説明してもらって、ようやく納得いく舌の動きにたどり着きました。
『TH』が最初につく、「They」と「Think」を例に挙げて説明していきます。
「They ゼイ」ではなく『デイ の口で ゼイ』と言う
“デイ の口で ゼイ という”
これでだいぶ改善されると思います。数時間練習すれば、ネイティブにも問題なく通じるようになります。
まず、この『TH』の発音は、正確には舌を挟むというよりは、舌を押し付ける、もしくは舌で上前歯の先をなぞるような感じです。
文字で説明されると、わけが分かりませんね。(^^;
わかりやすく説明します。
この説明を日本語の発音に置き換えると、『で』を発音するときの口(舌の動き)になるんです。
『で』と言っていただけますか?
まさに、舌が、前歯の上と下の歯の間に押し付けられて、そして勢いよく後ろに離れますよね?
でもTheyは「デイ」ではなく、ちょうど「デイ」と「ゼイ」の中間くらいの音なんです。
なので、『デイ』の口で『ゼイ』と言うと、ちょうど中間くらいの「They」の音になります。
この音が正解です。
では、なぜ『ゼイ』ではダメなのか。
『ぜ』と言っていただけますか?舌が、下前歯の歯茎あたりに来ますよね?
舌の位置が違うので、まったく違う音が出ているということなんです。
ネイティブからすると 「お」 を 「こ」と発音されているようなものなので、理解してもらうことができないのです。
「Think シンク」ではなく『ティンク の口で シンク』と言う
さっきの方法と同じで、今度は”ティンク の口で シンク”と言います。
ネイティブに試したところ、「ティンク」は「ティンク」のままでも通じるとのことでした。
よーく耳を澄ましていると、「ティンク」って発音しているネイティブもいることに気づきました。
ですので、もし「ティンクの口でシンク」と言うのが難しいようであれば、「ティンク」でも問題ありません。
では、なぜ「シンク」ではダメなのか。
先ほどと同じで、“シ”の舌の位置は、下前歯の歯茎あたりに来ます。
これもやはり、違う音を出しているので、理解してもらえません。
この『TH』の発音を動画で見てみる
正しい発音は、同じように苦労してキレイな発音ができるようになった日本人に習うのが、一番です。
私は、この『TH』の発音を、ホームステイしていたところのオーストラリア人のホストママに教えてもらったんですが、ママもどう説明すべきか、とても悩んでました。
でも、これは当たり前です。ネイティブは、イチイチ舌の位置を勉強したりしません。
例えば、日本語の「え」の音のとき、舌はどんな動きするの?とか言われても、困りますよね。(^^;
このことがあってからは、ネイティブでもバイリンガルでもない、生粋の日本人でキレイな発音を手に入れた人のブログとかyoutubeとかを見まくりました。
そしたら、めちゃくちゃわかりやすく説明してくれている動画に出会いました。
これが、「TH」の発音について解説している動画です。
この方は、英語の発音を教えているYUMI先生。
日本で、わかりにくく解説された発音の本を買うくらいなら、この動画を見た方がよっぽど上手になります。
あと、日本人が苦手な『R』の発音。これは、目から鱗が落ちるくらいの衝撃でした。
こちら。
この動画のおかげで、『R』の発音できるようになりました。
youtubeで「Yumi’s English Boot Camp」で検索すると、たくさん動画出てきますよ。
話すとなると、やっぱり発音の勉強は必要になってきます。
海外に行くと、日本人の発音がいかにダメなのかを思い知らされます。
発音に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
会話ができないのは、実は発音が悪いからだけではない
ワーホリで英語を話すことになって、いざネイティブ相手に話してみたら全く通じない。
この原因が、発音だけにあると思ってしまいがちですが、実はそうではないのです・・・。
発音は、通じない要因の一つです。
ネイティブ相手に英語が通じない
⇓
発音が悪いからだ!
⇓
発音をとにかく徹底的に勉強しよう!
⇓
あれ!?発音はできているはずなのに、なんで通じないの!?
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私が陥った罠です。
私の何がダメだったのかというと、「文」そのものがダメだったんですよね。
この「文」には、下記のようなことが挙げられます。
①文法そのものがめちゃくちゃ
②ネイティブが普段使わない文・単語で話しているため、ネイティブを困惑させている
③文法は正しいが、使う場面を間違えている
日本人どうしで日本語を話していて、「え!?」ってなる事少ないですよね。
これは、正しい発音・正しい文法の文を、的確な場面で使えているからです。
母国語では自然にできているけれど、他言語でこれを実践しようとすると訓練が必要です。
ネイティブが話している英語を聞いていると、「え!?そういう風に表現するんだ!」という発見がたくさんあります。
本に載っている例文一文を見て、日本語訳を見て、こうやって使うんだと理解しても、その理解が間違っていることがしばしば。
自分の伝えたい言葉を、その状況にふさわしい的確な言葉で言えるようにならないと、いつまで経っても”通じないまま”なのです。
こればっかりは実践で鍛えるしかないのですが、最近は、会話形式で状況をイメージしながら学べるアプリも増えてきています。
例えばこのアプリ⇒スタディサプリ ENGLISH
1レッスンが会話形式で構成され、スピーキング・リスニング・使えるフレーズ練習と、これひとつで会話ができるようになる万能アプリです。
現在、英語の復習に使っていますが、フレーズはワーホリ中によく耳にしていたものばかりです。
スピーキングのチェック項目では、自分が発音した音を録音して聞くことができて、更に、どの音の発音が間違っているのかを教えてくれます。
そして、日本人が苦手なリスニング。このリスニングでは、ディクテーションという方法を取り入れています。
ディクテーションは、リスニングを鍛えるのに効果的な勉強方法で、音を聞いて、聞こえてきた通りに書き取るというもの。
簡単そうですが、これがめちゃくちゃ難しいのです。このディクテーションをすることで、聞き取りができない音を知ることでき、リスニングができるようになります。
あとは、1レッスンごとにテーマが決まっていて、使う状況をイメージしやすい構造になっているので、文を使う場面を間違えるという失敗は減ります。
個々に自分で一つずつ勉強していけばいい話なのですが、やっぱり、ささっと手軽に勉強できるって大事です。
スマホでもパソコンのどちらからでもすぐに勉強を開始できるので、ちょっとした隙間時間にも勉強ができます。
会話ができるようになりたいけど、どういう風に勉強すればいいのかわからない・・・。
勉強開始するまでにいろいろと準備しないといけないのはイヤだ・・・。
そういう方には、会話に必要な要素をまんべんなく勉強できるのでオススメです。
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