こんにちは、管理人のかどやんです。
今回は、台湾と日本の結婚式の違いについて書いてみたいと思います。
先月、台湾で無事に結婚式を終えましたが、やっぱり日本とは全然違うなと感じた台湾での結婚式。
料理・人数の多さとかもそうなんですけど、何というか全体的に自由だな〜♫という印象でした。
日本だとアウトに違いない・・・ということが、台湾だと誰も気にしないのでOKとなってしまうのが面白いです。これも文化の違いですね。
ということで、何がどんな風に違うのかリポートしたいと思います。
それではどうぞ〜♫
式について
結婚式は2回する
台湾では結婚式を2回行うらしい・・・。この事を理解するまでにかなりの時間がかかりました。
日本人からすると「え!??」という感覚ですよね。
詳しく聞いてみると、1回目は新婦側の友人・知人を招いて行われる婚約式で、2回目は新郎側の友人・知人を招いて行われる結婚式だそうです。
私の旦那さんの妹の嫁ぎ先は、しきたりにかなり厳しいお家であったため、2回行っていました。
ウェディングドレスを2回着れる〜♫と喜ぶべきか、う〜ん、悩むところではあります・・・。
ただ最近では、新郎新婦が同じ地域の出身だったり、両親がそこまでしきたりにうるさくない場合などは、まとめて1回で済ませることも多いとのことです。
新郎新婦は家族席に座る
披露宴での新郎新婦の席について。
日本の場合は、新郎新婦用の席が準備されていますが、台湾は、家族席というのが一番前にあり、そこに家族と一緒に座ります。
結婚式は親のためにするものというのが台湾の考え方なので、新郎新婦が家族の席に一緒に座るというのも納得な気がします。
ゲストの人数が多い
私達の結婚式は170名でしたが、少ないねと言われるレベルの人数です。(実際に言われました。笑)
一度、500人規模の結婚式に出席しましたが、後ろの端の席だったため、新郎新婦をほとんど見ることができずに、ご飯を食べて帰っただけだけ・・・となってしまいました。
200人超えが普通。それが台湾の結婚式です。
ゲストの席は自由
どのテーブルに座るかまでは決まっており、受付をすませると、案内係の方がテーブルまで案内をしてくれます。
ただ、席については決まっていないため、来た順に適当に座っていきます。基本的にテーブルは高校時代のお友達などグループになっているので、後から席の交換をしたりすることもあります。
日本の結婚式では、席決めで頭を悩ませる聞いていたので、その点はかなり楽だったなと感じました。
料理は大皿から取り分けるスタイル
テーブルは円卓で、真ん中のテーブルが回転する中華スタイルが一般的です。大皿料理が運ばれて来るので、それを順番に各自が取り分けていきます。
ちなみに、余った料理は持ち帰ることができるのです!これはびっくりですよね。日本では考えられない発想ですが、お持ち帰り文化の国ならではだなと思いました。
二次会はない
日本だと、結婚式・披露宴・二次会までが基本セットですよね。
ただ、台湾では2次会は一般的ではありません。
初めてお友達の結婚式に行った時に、2次会はないの?と聞いてみたところ、「何それ?」という反応で、逆に日本はそんなことするのとびっくりされました。
披露宴が終わったら、家族や親戚と過ごすというのが台湾スタイルの模様。
ゲストについて
服装自由
ゲストの服装はかなり自由です。
男性はジーパンにスニーカーで来ている人もいますし、ちゃんとスーツを着ている男性を見かけると、「おー!」と感動します。
そのくらい、カジュアルです。
もしも、日本並みの正装でスーツにネクタイという格好で出席した場合、新郎に間違われる可能性があるので大変危険です。笑
女性の場合もかなり自由で、普段着っぽい格好の人もいれば、ミニスカに肩が見えているセクシー系の方達もおり様々です。
日本だと、結婚式にそんな服装を選ぶなんて失礼な・・・と怒られてしまいそうですが、台湾は誰も気にしません。
また、白の服を着てもOK。
日本だと何着ようか・・・とかなり悩むので、服装に気を使わなくてもいいのは、気楽でいいなと思いました。
誰でも参加できる
本当に、誰でも参加できてしまうのが台湾の結婚式です。
なぜそんな事になってしまうのかというと、招待状が一つあれば何人でも参加できるからなのです。
日本だと、式に出席できるのは招待状をもらった人だけですよね。
ただ、台湾の場合は、家族宛にきた招待状を使って、その家族やお友達まで出席することが可能です。事前に何人で行くのかを知らせておけば問題ないという不思議な仕組み。
この仕組みのおかげで、私は直接会ったことのない方の結婚式に何度か出席しています。
「結婚式が◯日にあるけど、一緒に行く?」というノリ。
台湾は不思議なことがいっぱいだな・・・としみじみ感じた文化の違いでもあります。
1週間前でも参加できる
上記のように、誰でも出席できますし、出席したいという人を断ることはしないのが台湾。
予め予備テーブルなるものが用意されているという準備の良さです。
私の時も、1週間前に「メール見てなかったけど、行くね!」というお友達からの連絡がありました。
台湾の場合、席を決める必要はなくテーブルに振り分けるだけで良いですし、料理も取り分けるスタイルなので、人数が多少増えても問題なく対応ができてしまうからだろうなと勝手に納得。
打ち合わせ・準備について
プランナーさんがいないことがある
披露宴会場として、会場だけを提供しているところもあり、この場合は大方プランナーの方がいません。
話を聞いていると、レストランで挙式をする場合はプランナーさんがいないケースが多いようです。
私もこのパターンだったため、必要なことは全て自分で手配でした。
LINEでやりとりが基本
line大好きな台湾人らしいなと思ったのが、どこに行っても lineでグループ作ろう!と言われること。
カメラマンさん、メイクさんとの詳細の打ち合わせは全てlineでしたし、式場の司会者の方とも1回だけ打ち合わせをし、あとはlineでのやり取りでした。笑
とにかく、すぐにlineを交換したがる。そして、全てlineで済ませようとするのが台湾人。
会って話すのって手間かもしれないけれど、大事なことだと思うけどな・・・と思ってみたり。(←時代は進化しているから、むしろこの私の考えの方が古いのかも。)
新婦について
衣装がセクシー
台湾人のお友達の結婚式に行って衝撃を受けたのが、新婦の衣装!
胸元が大きく開いていたり、スリットが大胆に入っているものを着ていたりするので、「あれ?これって結婚式ですよね・・・?」と最初の頃は戸惑っていました。
お父さんお母さんは娘の衣装について何も言わないのかな・・・と疑問に思っていたのですが、特に思わないようです。
前撮りの衣装も、黒のセクシーなものを選んでいたりするので、台湾人の女性はセクシーなのが好みなのだろうと納得することに。
初めてみると、かなりの衝撃を受けること間違いなし。
衣装は3着が基本
日本は、ウェディングドレス1着にカクテルドレスor和装の計2着が基本だと思いますが、台湾はウェディングドレス1着+カクテルドレス2着の計3着が基本です。
お色直しは2回ですが、最後はお見送り用にチェンジするので、お色直しのお披露目での再入場は1回のみです。
個人的は3着られて素直に嬉しかったです。^ ^
ブライダルエステは一般的ではない
日本だと、ブライダルエステという言葉が定着していますが、台湾ではあまり一般的ではありません。
エステに行きたいのであれば、自分で行くという感じです。
そう考えると、日本のマーケティング戦略ってつくづくすごいなと感心。
結婚式の準備の中にブライダルエステが自然に組み込まれていて、ブライダルエステに行くことが当たり前かのようになっている日本。
最初は、「ブライダルエステないの?嘘ー!どうしよう〜!」って少し焦ったのですが、結果的にはなくてもなんとかなりました。
情報に踊らされているだけで、意外と本当に必要なことってそんなにないのかも・・・とか冷静に考えている自分がいました。笑
その他
子供というストレートなプレッシャー
結婚式で少し違和感を感じたのが、子供という言葉をストレートに投げかけてくること。
「おめでとう」の次には必ず「子供早くね!」という言葉が。
ご年配の方だけでなく、若い方達もお友達も、直球で投げかけてきます。
最初は、「なんて言葉を返そう・・・」と悩んでいたのですが、言われ続けてこういうものなのだと開き直りました。
日本だと、お友達の結婚式に行って、お酒もそれほど飲んでいない段階で「次は子供ね!」なんてストレートにあんまり言わないよな。というか、いくら仲が良くても言えないです・・・。
そして、このプレッシャーはこの時だけで終わるはずもなく、結婚って大変なんだなと実感中。苦笑
私達二人の家族計画とかは完全無視なのね・・・と思う出来事がちょくちょくと。
これは、書くと長くなるので、またいつか書こうと思います。
まとめ
台湾が自由なのか、日本が厳しすぎるのか・・・。
海外生活が長くなってくると、正しいと思っていたことが、実はそうではなかったのかもしれないと思うこともあり、改めていろんな考えに触れることの大切さを感じています。
台湾は日本と似ているようで、全然似ていない。今回は結婚式を通して、文化の違いをたくさん感じることができました。
まだまだ知らないことがたくさんあるのだろうな♫
いろんな発見をして、またブログで報告していければなと思います。
それでは!