台湾華語(台湾の中国語)の勉強で書く事をやめたワケ

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書くのを辞めた理由 中国語

こんにちは、管理人のかどやんです。

 

今回は、私の台湾華語の勉強方法についてお話ししようと思います。

 

私は今、中国語の勉強をする時にほとんど文字を書きません。テキストを使って勉強する時はテキストに少しメモを書く程度です。

 

ドラマやアニメを見て勉強する時も、覚えたいけどすぐには覚えられないと判断した単語のみ。

 

けれども昔の勉強方法はというと、ひたすら書いていました。

 

テキストにあれこれ書き込んで、更にノートにまとめて、日本語訳も書き写して・・・。

 

でも、ノートが綺麗にまとまっていればいるほど、中国語が上達していない(話せない)自分がいる事に気がついてしまったのです。

 

私が目指すのは、「会話ができるようになること」

 

この勉強の仕方は、ひょっとしたら話せるようになりたい私には合っていないのでは?と思うようになりました。

 

そこで、思い切って書く事を必要最低限にしてみる事にしたのです。

 

会話が上手くならないな・・・と悩んでいる方には、ひょっとしたらお役に立つ情報かもしれません。

 

書くのをやめた理由

書くのを辞めた理由

書く時間がもったいないと思うようになったから

書くのには時間がかかります。

 

一日のうち勉強できる時間は限られているのに、その時間のほとんどを「書く事」に当てていました。

 

勉強=ノートに綺麗にまとめる

 

みたいなのが自分の中のどこかにあったのだと思います。

 

文法をわかりやすくノートにまとめ、例文を書き、更に日本語訳もなるべく直訳で正しい訳となるようにあれこれ調べて書く。

 

でも、この勉強方法をしていた時の私は、会話についていけないレベルの中国語力でした。

 

こんなに勉強してるのに、何で会話できないんだろう・・・と悩んでいたんですけどね。

 

でも。当たり前ですよね。

 

リスニング・スピーキングの練習をしてないのに、ネイティブと会話できるわけないのです・・・。

 

ノートに書いて、なんだか勉強した気になってしまっていました・・・。

 

あとは、書いてまとめた後のノートって意外と見直したりしないんですよね・・・。(私の場合はそうでした。)

 

検定試験を受けるための勉強とかであればそれでいいのだと思いますが、私の目標は「話せるようになる事」です。

 

ノートにあれこれまとめて、日本語訳書いている時間がもったいない。

 

これでは話せるようにはならないと、書く時間をスピーキングとリスニングの勉強に充てるべきだと思うようになったのが、きっかけでした。

 

甘えをなくすため

もう一つの理由がこれです。「甘えをなくすこと」

 

新しい単語を習って、それをノートに書き写して注音書いて、日本語訳を書いて・・・。

 

丁寧に書いていた時は、覚えようと必死になっていない自分がそこにいました。

 

例えば、「發霉了!(カビが生えた!)」という単語を新しく習って、ノートに書き留めたとします。

 

でも、書いて満足して、発音の練習も数回しただけで終わり。

 

そのため、次にこの言葉を言うタイミングがあっても、言葉が出てこなかったのです。

 

(カビ生えた!って使う機会がたくさんあるのも困るんですけどね。笑)

 

あとは、一度書き留めた単語を再度聞いた時に注音や意味が曖昧だったとしても、ノートに書いてるから後で確認すればいいや〜と安心。

 

目で見て確認すればいいという甘えがあり、リスニングでは、音を聞き分けよう・音から意味をイメージしようという意識が働いていなかったように思います。

 

いろんな新しい単語習ってるはずなのに、言葉が出てこない。いざ発音しようとすると時間がかかる・正しく発音できない。

 

リスニングでも、ちゃんと正しい音を聞き取れない。

 

これでは、会話にはついていけません。

 

書くのをやめてからの勉強の仕方

勉強方法

テキストを使って勉強する場合は、ノートにまとめることはせず、必要なことはテキストに書き込む。テキストに書き込む内容も、必要最低限にする。

 

文法などはあれこれ綺麗にノートにまとめたくなりますが、できるだけ頭で理解するようにします。

 

そして、とにかくリスニングとスピーキングの練習に時間を割くようにする。

 

付属のCDを使って、必ず音を聞いて勉強すること。「音」に集中です。慣れてきたら、テキストを見ずに音だけ聞きます。

 

今の単語の声調は何だったかな?今のは「ㄢ」だったかな、それとも「ㄤ」だったかな?と音を頼りに自分で考えます。

 

目からではなく、音から判断できるように脳を鍛えていきます。

 

また、ドラマやアニメで勉強をする場合も、基本的にはメモはほとんど取りません。

 

昔は字幕を一字一句書き写して、文法の解釈なんかもいれてノートにまとめていましたが、これをやめました。

 

何度も再生して見ることができるので、忘れたら再度見直します。

 

新しく覚えたい文章が出てきたら、言えるようになるまでとにかく練習。

 

そして、状況を見て、こういう時に使うんだな〜とイメージと文章を結びつけるように練習。文法=文章で覚えるのをやめる事にしたのです。

 

「ノートに書き留めるのではなく、記憶に書き留める」

 

知らない単語が出てきても、

 

「注音(ピンイン)はこれだな、意味はこれだなと、先に自分で考えてから答え合わせをする」

 

メモを取る単語の条件を予め決めておく

書かないと言いましたが、まったく書かないわけではありません。

 

例えば、リアルタイムのドラマや、家族との会話で出てきた「これ使える!絶対覚えたい!」という単語はメモすることにしています。

 

リアルタイムで出てきた単語は、その時にメモするなりしないと、人間なので忘れてしまいます・・・。

 

後で練習するためのメモです。

 

メモを取る時も、単語と注音(ボポモフォ)だけです。日本語訳は書きません。

 

因みに、日本語訳は書きませんが、意味はちゃんと調べます。(自分が思っているイメージが間違っているといけないので)

 

意味を調べて理解したらそれで終わりです。書きません。

 

日本語訳書かないと、意味を忘れてしまった場合もう一度調べ直さないといけないから二度手間じゃない?

 

と思われるかもしれません。

 

でも実際は、日本語訳がないと、「どの会話の時に出てきた単語だっけ?どういう意味で使っていたっけ?」と想像するようになります。

 

これがものすごく大事です。

 

逆に日本語訳があると想像しようとあまり意識が働かないので、「中国語=イメージ」ではなく「中国語=日本語訳」という風になります。

 

日本語訳を一緒に書いておいて、すぐには見ずに答え合わせ用に使う・・・

 

この方法を昔はとっていましたが、「日本語訳が横にある」と脳がわかっているので、日本語訳を思い出そうとしてしまって、イメージを思い浮かべようと必死になりませんでした。

 

<日本語訳>

兜風(ㄉㄡ ㄈㄥ)・・・ドライブする

<イメージ>

兜風・・・ドライブに行っている風景を思い浮かべる

 

この方法は感覚が鍛えられるので、とてもオススメです。

 

感覚で話せるようになると、日本語を介して考えなくて済むので、会話でのレスポンスが早くなります。

 

デメリット

デメリット

会話ができるようになるにはとても有効な勉強方法なのですが、欠点があります。

 

それは、「書けないこと」

 

書く練習してないので、当たり前ですが書けないんですよね・・・(^^;

 

でも、注音はわかるので、打つことはできます。

 

很澀(ㄏㄣˇ ㄙㄜˋ)・・・渋い

 

なんでこんな難しい字なんだろう・・・とため息が出た「澀」と言う字。発音できるので注音が「ㄙㄜˋ」と言うのはわかります。

 

打って「澀」を見れば、この字だとわかります。でも、書けと言われると書けません。

 

中国語を書けるようになりたい方には、お勧めできない勉強方法かもしれません・・・。

 

まとめ

まとめ

書く時間をリスニングとスピーキングの時間に充てる。会話ができるようになりたいのであれば、そのための勉強をしなくてはいけません。

 

この方法を取り入れてから、思いの外リスニングの精度が上がって自分でもびっくりしています。

 

耳が鍛えられるので、会話できるようになりたい方にはオススメです。

 

 

ベビーシッターをしている2歳児の男の子は、だいぶ話せるようになってきて、「打不開(開けられない)」をすでにマスター。

 

台湾華語のテキスト「視聴華語2」に出てくる、中国語学習者を悩ませる文法です。

 

言葉を感覚で覚えるって、最強だなと思ったのでありました。

 

ではまた〜。