こんにちは。管理人のかどやんです♪
今回は『日本人の英語の発音に対する考え方』について、ワーホリでの経験をもとに自分の意見を書いてみようと思います。
海外に出て痛感するのが、自分の発音の悪さ・・・です。
なんでこんなに発音が悪いのか情けなくなって、何度泣いたことか。笑
私のように、日本人の多くは、発音にコンプレックスを持っていると思います。
そして、コンプレックスであるが故に、『ネイティブレベル』の完璧な発音を目指してしまいますよね。
私がそうでした。(´ε`;)
そもそもネイティブレベルってなんなんでしょう?
ネイティブと同じ音が出せたらネイティブレベル?
どこの国基準?
イギリスとアメリカとでは発音が違います。それに、オーストラリアには独自のアクセントがあります。
その他、英語を第二言語として話している国、例えばフィリピンとかインドネシアとかも、やっぱり独自のアクセントがあります。
独自のアクセントがあろうとも、通じていれば問題ないんじゃないか?
私がワーホリに行って感じた訛りに対しての意見と、通じる発音を身に付けるまでに陥った、あるあるな失敗を書いてみたいと思います。
通じる発音であれば、日本語訛りは気にする必要ない
日本語訛りを100%肯定しているわけではなく、『通じる発音』であれば『日本語訛り』があっても問題ないと考えています。
“最初から完璧を目指さなくていい”んではないでしょうか。
通じる英語を話すことができれば、コミュニケーションをとることができます。最初から完璧を目指すと、必ず途中で心が折れてしまいます。
といっても、真面目なことで有名な日本人。(^^;
完璧を目指しすぎるために、結局、通じる英語を身に付けるまでに遠回りをしてしまっている人、多いのではないでしょうか。
そもそも、英語は世界で話されている言語なので、ネイティブでない人々と英語で話す機会も比較的多いと思います。
みんなけっこう訛っています。けれど、堂々と話しています。
また、日本人の中にも、日本語訛りがキツイにも関わらず、通じる英語を話している人と、日本語訛りが強いだけで、まったく通じない人がいます。
一見同じに聞こえます。しかし前者は、注意深く聞いていると、A や V の発音など、ポイントとなる発音ができていることに気づきます。
ただ訛っているだけではなかったんですね。笑
ここで気づいたんです。別に完璧を目指さなくても、コミュニケーションに支障がない発音であれば、いいのではないかと。
言いたい文章は出来上がっているのに、発音が気になってしまうがために声に出すのをためらってしまうことありますよね。
せっかく話すチャンスがあったのに、それを逃してしまう方がもったいないです。
これに気づいてからは、『訛っていても通じる発音を身に付けること』に徹しました。そして、今の私の発音は、通じるレベルにはなりました。
最初に書いた通り、この考えに至るまでは『完璧』を目指してまして、それはもう、数々の挫折を味わいました。
この私の恥ずかしい失敗談・・・
もしかしたら、同じように日本語訛りに悩んでいる人の役に立つのではないかと思ったので、思いきって書いてみようと思います。
書いてるだけで、当時を思い出して辛くなります。笑
けれど、結果としては良い思い出でした。(*´∀`*)
日本人が陥る発音の罠
日本人ならではの落とし穴だと思うのですが、日本人だからこそ気をつけて欲しいと思うことです。
ここで躓くと、かなりの時間を無駄にすることになるので、できればこの罠にはかからないようにして下さいね。
私はかれこれ、半年くらいこの長く出口のないトンネルの中を彷徨い続けてました。笑
罠① 完璧を目指すあまり話せなくなる
これは、日本人によくあるケースです。
おそらく外国に行ってすぐの時は、英語が少しでも話せるのがうれしくてとにかく話したいって思います。
けれど、話しているうちに、「今、なんて言ったの?もう一回言って。」と聞き返されることが多くなります。
どんどん自信がなくなっていきます。
そして、完璧な発音ができていないから伝わらないんだ!!と思うようになります。
とにかく、ありとあらゆる、発音の仕方を勉強するようになります。
もともと、日本人は英語の発音において強いコンプレックスを持っているので、追い打ちをかけるように自分をどんどん追い込んでいきます。
そして結果的に、自分が思う完璧な発音ができないのであれば極力話さないでいよう・・・と自信を喪失してしまいます。
私がハマった深い罠です。(´;ω;`)
けれどこれでは、ダメですよね。
そもそも話さなければ、どの単語が通じて、どの単語が通じないのかもわかりません。
せっかく一生懸命話してくれているのに、Yes としか言わなかったら、話しは進みません。
アメリカのドラマを見ては、「あんな風に話さなくては!」と思っていました。けれども現実は寂しいものです。
でもこれは当然です!だって、私はネイティブではないんです。笑
勘違いも甚だしい。(´Д`;)ヾ
かたや、ヨーロッパの人たちは、間違いとかお構いなしで話しまくっていました。同じクラスだから同じくらいしか話せないと思っていたら、大間違いです。
とにかく話しまくって、その中で何が間違っているのかを知る。という感じでした。
最初は同じクラスなんですけど、あっという間に彼らは上のクラスに行ってしまいました。
とにかく話す。そしてどの発音が自分は弱いのかを、知る。
これが英語学習ではとても大事なことだと感じました。
罠② カッコつけるのが正しい発音だと思っている
もしかしたら、こう思っているのは私だけかもしれないのですが、もし同じ勘違いをされている方のために一応書いておきたいと思います。
私は、発音コンプレックスを顕著に感じるようになってから、アメリカのドラマをかなり見るようになりました。
そして、とにかくそれっぽく聞こえるように日々練習しました。
シャドーイングと言われる方法(文を聞き終わる前に、追いかけてリピートしていくという方法です。)で、とにかく使えそうな文を練習しました。
そうすると、なんとなくスムーズにそれっぽく言えるようになりました。
ただここで、また落とし穴に落っこちることになるとは夢にも思いませんでした。
例えば「R」の発音、「girl」や「hard」などを聞こえたとおりに、そして「R」は舌を巻くんだという浅い知識だけを元に実践して使ってみました。
そうしたら、
見事!!!
玉砕です。。。Σ(゚д゚lll)!!!笑
もう、笑うしかない。なんでだー!!って落ち込みました。けれども、当然の結果でした。
なぜならこの時の私は、間違った発音を矯正せずに、聞こえたままをリピートして覚えていたわけですから。
そして、この「聞こえたまま」ってところが大事なのですが、そもそも正しく発音できない音は、正しく聞き取れないんです。
間違った英語教育を受けているせいで、間違った発音がすでに私達の脳みそにはインプットされてしまっています。
これを説明すると、
まず、正しく発音できない音は正しい音で聞き取ることができないので、その音に一番近い音へと変換されます。
例えば日本人には「Think」は「シンク」と聞こえます。
実際はこの「TH」の音は日本語にはないので、シンクではないのですが、学校でシンクと教えられているために、シンクと思ってしまっています。
そして、次に、近い音もない場合はただの雑音になり、全く聞き取れません。
この時に、単語のスペルを目で確認します。
見てしまった後は、予めインプットされているカタカナ英語にわざわざ音を置き換えようとします。
例えば「Wall」(壁という意味)
近い音を敢えて日本語で書くとするならば “ ウォーォ”です。
スペルの最後に「L」が来る場合の発音の方法を知らない場合は、「L」がまったく聞こず、音を聞いただけでは何の単語かは絶対にわかりません。
なぜなら、「Wall」は“ウォール”と脳みそが覚えているからです。 自分の知っている音と一致しないのです。
そして、わからないので目で見て確認します。
「Wall」
あっ、「ウォール」って言ってるのかと、カタカナ英語に置き換えて納得。
これが大きな間違いでした。
そもそもの正しい発音を知らないと、例えそれっぽく言えたと自分では感じていても、ただの自己満足でしかありません。
カタカナ英語をそれっぽく言ってみても、所詮はカタカナ英語なんです。
それっぽく話す練習をする前に、まずは基礎の正しい発音を身に付けることが先だったのです。
先に正しい発音を身につけてしまうと、このシャドーイングという方法はスピーキングを伸ばす上ではすごく有効的な方法だと思います。
罠③ 伝わらないのはすべて発音が悪いせいだと思っている
発音が悪くて伝わらない場合と、『声が小さいために伝わらない』場合があります。
英語の発音の矯正に取り組んでいたころに、散々練習して、自分の声を録音して聞いて、大丈夫だろうと思っていざ使ってみると、やっぱり聞き返される・・・゚(゚´Д`゚)゚
もう、発音コンプレックス真っ只中の私にとっては、もう一回言いたくない・・・っと自信なくなってより小さい声になってしまっていました。
そしてやっぱり、また、「なに?」って言われ落ち込むという繰り返しでした。
でもこの時の私は少なからずこの発音に自信があったため、何が違うのかを聞いてみました。
そしたら、ホストママ(もちろんオーストラリア人です)は、
「違うの。声が小さくて、そもそも何って言ってるのかが聞き取れないのよ」と。
そして、いつもより大きな声で言ってみたところ、問題なく通じたんです。(((o(*゚∀゚*)o)))
この時は、ほんとにうれしかったです!!!
もう、三点倒立できちゃうくらいにです。笑
このことがきっかけで、英語が伝わらない原因の一つに、声の大きさも関係しているのではないかと思うようになりました。
そもそも、英語は腹式呼吸のため、かなりの声量で話します。一般的には、日本語の3倍の声量で話すと言われているようです。
なので、日本語のようにボソボソと口ごもって話す音は、もともと伝わりにくかったのです。
発音というと、正しい音を出すことだとずーと思っていたので、声の大きさも大事だなんて考えもしませんでした。
この事があってからは、大きな声で話すことを意識するようになり、あまり聞き返されることがなくなりました。
ある程度発音の練習をしたのに伝わらない時は、もしかしたら声の大きさが原因かもしれませんよ。
なので、いつもよりちょっと大きめの声で話してみてると、通じるかもしれません♪
まとめ
私の英語は、日本語訛りがまだあります。
ただ、必要最低限の発音をマスターしているので、ネイティブには普通に通じるレベルです。
私としては、訛りはあってもいいのではないかと思います。
目標設定を高くしすぎると、ちょっとずつ改善しているにもかかわらず、そのことに気づけずに自己嫌悪に陥ってやる気さえなくなってしまうと考えています。
焦らず、まずは今よりちょっと上の目標を設定してみて頑張ってみる。
「日本語訛りはあってもいい。ただ通じるように、ポイントだけは絶対に押さえよう」
このくらいで十分だと思います。
そして、通じるようになった時に「ネイティブを目指そう」と新たな目標を立ててみる。
私は根っからの甘ちゃんなので、届きそうな目標でないとやる気が出ないです。
今、発音に悩んでいて、どの発音を直せばいいのかすらわからない方に、とってもおすすめなアプリがあります。
このアプリは、自分がなんて発音したのかを教えてくれるので、発音矯正にはもってこいです。
こちらの記事に詳しく書いてあるので、是非読んでみてくださいね。
この情報が、少しでもお役に立てればうれしく思います。
ではまた(≧∇≦)/