「台湾留学が決まった!でも、何から準備すればいいのかまったくわからない…」——そんな方のために、出発6ヶ月前から出発当日まで、やるべきことをすべて時系列でまとめたスケジュール&チェックリストを作成しました。手続きの抜け漏れや「あれを準備しておけば良かった」という後悔をなくすために、ぜひこの記事を保存して活用してください。

【6ヶ月前】まずここから!学校・ビザ・パスポートの手続き
出発6ヶ月前は留学準備の中で最も重要な時期です。特に国立大学の語学センターは出願締切が早く、人気コースは定員が埋まりやすいため、学校選びと申し込みを最優先に進めましょう。
学校の選定と出願
台湾には国立大学附属の語学センターが複数あります。代表的なのは国立台湾師範大学の国語教学中心(台北)、国立台湾大学の語言訓練測験中心(台北)、国立成功大学の語言中心(台南)などです。それぞれ授業のスタイル・クラスサイズ・料金・立地が異なるため、オンライン説明会や公式サイトで情報を収集して比較しましょう。
出願に必要な書類は一般的に以下の通りです。
- 入学申請書(各学校のウェブサイトからダウンロード)
- パスポートのコピー(有効期限が留学期間+6ヶ月以上あることを確認)
- 証明写真(規定サイズ)
- 最終学歴の卒業証明書・成績証明書(英語版)
- 中国語能力証明(HSK・TOCFL等、不要な場合も多い)
- 入学申請料(学校により異なる)
ビザの手続き
6ヶ月以上の語学コースに在籍する場合、観光ビザではなく居留ビザ(Resident Visa)が必要です。在日台北経済文化代表処(東京・大阪・横浜・那覇・福岡・札幌)で手続きができます。必要書類は入学許可書・パスポート・申請書・証明写真など。費用は3,000〜5,000円程度で、処理には1〜2週間かかります。入学許可書が届いてから申請できるため、学校への合格が決まったらすぐに動きましょう。
なお、台湾入国後90日以内に居留証(ARC:Alien Resident Certificate)を申請する必要があります。これは現地の移民署(移民署)で行います。ARC取得後は台湾での健康保険(全民健康保険)への加入も可能になります。
パスポートの確認・更新
パスポートの有効期限が留学終了予定日から6ヶ月以上残っているか確認しましょう。残り期限が短い場合は今すぐ更新申請を。パスポートの更新は通常1〜3週間かかります(申請者数が多い時期はさらに長くなる場合があります)。
【4〜5ヶ月前】住居・奨学金・学費の手続き
学生寮の申し込み
多くの大学語学センターには留学生向けの寮があります。ただし、語学センター生は学部生・大学院生と比べて寮の優先度が低い場合が多く、倍率が高い寮は早期に埋まってしまいます。合格通知が届いたらすぐに寮の申し込み手続きを行いましょう。
寮に入れない場合は現地でアパートを借りることになります。台北市内のワンルームは月額15,000〜30,000NTD(約7,000〜14,000円)が相場。留学生向けの賃貸情報は「591房屋交易網」(591.com.tw)というサイトが最も充実しています。日本語対応の不動産業者を利用する方法もあります。
奨学金の申請
台湾留学で活用できる奨学金を確認しましょう。代表的なものを紹介します。
- 台湾教育部 華語奨学金:台湾政府が提供する外国人留学生向け奨学金。月額15,000〜25,000NTD(約7,000〜12,000円)が支給される。毎年1〜3月頃に在日台北経済文化代表処が募集。
- JASSO 海外留学支援制度:日本学生支援機構(JASSO)が提供。交換留学・認定留学の対象者が条件。月額8〜10万円程度。
- 各大学・語学センターの独自奨学金:成績優秀者向けの授業料免除制度がある場合も。入学後に申請するケースが多い。

【3ヶ月前】お金・保険・航空券の準備
海外送金・銀行口座の準備
台湾での生活費を日本から送金するための手段を事前に用意しておきましょう。
- Wise(旧TransferWise):手数料が安く、為替レートが良い。台湾ドル(TWD)への送金が可能。スマホアプリで操作が簡単。
- Sony Bank(ソニー銀行):外貨預金・海外ATM引き出しに強い。台湾の現地ATMでスムーズに引き出せる。
- 楽天銀行・住信SBIネット銀行:海外送金・外貨両替の手数料が比較的安い選択肢。
クレジットカードの準備
海外留学では複数のクレジットカードを持っておくことをおすすめします。紛失・盗難のリスクに備えて、メインカード+サブカードの組み合わせが理想的です。
- エポスカード:海外旅行保険が自動付帯。年会費無料。海外での利用手数料が低め。
- 楽天カード:ポイント還元率が高い。楽天Payとの組み合わせで使いやすい。
- 三井住友カード(NL):ナンバーレスで盗難リスクが低い。Visaブランドは台湾で広く使える。
海外留学保険の加入
海外留学保険は「治療・救援費用5,000万円以上」のプランを選ぶことが基本です。台湾はARC取得後に全民健康保険(国民健康保険に相当)に加入できますが、それまでの期間や保険でカバーされない費用に備えるために、日本の海外留学保険は必須です。
主な選択肢としては、損保ジャパン・東京海上日動・AIU保険などの留学専用プランがあります。1年間の保険料は5〜15万円程度。保険会社によって補償内容が大きく異なるため、賠償責任・携行品損害・緊急歯科治療なども含まれているかを確認しましょう。
航空券の予約
台北(台湾桃園国際空港)行きの航空券は、出発3〜4ヶ月前に予約するとコストパフォーマンスが高い傾向にあります。直行便であれば往復3〜7万円が相場(季節・エアラインにより変動)。LCC(ピーチ・バニラエア・タイガーエアなど)を活用すれば1〜3万円台で見つかることもあります。帰りの日程が未確定の場合はオープンチケットも検討しましょう。
【1ヶ月前】生活・通信・手続きの仕上げ
スマホのSIMフリー化
台湾現地のSIMカードを使うために、スマートフォンのSIMロックを解除(SIMフリー化)しておく必要があります。各キャリアのショップまたはオンラインで手続き可能。費用は0〜5,000円程度。iPhoneの場合、Apple Store経由でも対応可能です。
台湾到着後は空港でSIMカードを購入するのが最もスムーズです。主要通信会社(中華電信・台湾大哥大・遠傳電信)が桃園国際空港のロビーにブースを設けており、30日〜180日の各種プランが揃っています。月額1,000〜2,000NTD(約470〜940円)で通話・データ通信が使えるプランが一般的です。
国内の各種手続き
- 住民票の手続き:1年以上海外に滞在する場合は住民票を除票(転出届)することで住民税が非課税になる場合があります。市区町村の役所に相談しましょう。
- 郵便の転送設定:日本郵便の「転居・転送サービス」を設定。実家や信頼できる人の住所へ転送してもらいましょう。
- 銀行・証券口座の海外転居届:海外居住中は口座の利用に制限がかかる場合があります。主要銀行には事前に届け出が必要です。
- 各種サブスクリプションの確認:使わないサービスは解約or休止。スマホのプランを海外向けに変更するか解約する。

台湾留学の持ち物リスト【完全版】
必携の書類・重要なもの
- 📄 パスポート(有効期限を再確認)
- 📄 台湾居留ビザ(パスポートに貼付)
- 📄 入学許可書・コースの案内書類
- 📄 海外留学保険証書(緊急連絡先も一緒に)
- 📄 航空券(eチケット印刷またはアプリ保存)
- 📄 卒業証明書・成績証明書のコピー(ARC申請で使う場合あり)
- 💳 悠遊カード(事前購入しておくとMRT・YouBikeをすぐ使える)
- 💳 クレジットカード2枚以上(メイン+サブ)
- 💰 現金(台湾ドル:30,000〜50,000NTD。着いてすぐ使える分)
電子機器・通信関連
- 💻 ノートPC(台湾で購入すると高い場合がある。日本から持参推奨)
- 📱 スマートフォン(SIMフリー化済み)
- 🔋 モバイルバッテリー(機内持ち込みのみ可。預け荷物は禁止)
- 🔌 充電ケーブル類(USB-C・Lightning等)
- 🔌 変換プラグ(台湾のコンセントは日本と同じAタイプが多いが、アース付きのコンセントが多い建物ではBタイプ変換が必要)
衣類・生活用品
台湾は亜熱帯性気候です。夏(5〜9月)は気温35度以上になることも珍しくなく、薄手・速乾性の衣類が中心になります。冬(12〜2月)は台北で10〜15度台になる日もあり、薄手のダウンジャケット程度があると安心です。
- 👕 薄手のTシャツ・シャツ(多め)
- 👗 薄手のカーディガン(室内の冷房対策に必須!台湾の冷房は非常に強い)
- 🧥 薄手ダウンor軽いジャケット(冬〜春先用)
- 🩴 歩きやすいサンダル・スニーカー
- ☔ 折りたたみ傘・軽量レインウェア(スコール対策)
- 💊 常備薬(胃腸薬・解熱剤・整腸剤・花粉症薬など。台湾でも購入できるが、慣れた薬があると安心)
【出発前日〜当日】最終チェックリスト
- ☑ パスポート・ビザ・eチケットを手荷物に収納(絶対に預け荷物に入れない)
- ☑ モバイルバッテリーは機内持ち込み手荷物に(預け荷物はNG)
- ☑ 大学・寮の住所・連絡先をスクリーンショット保存(オフライン確認可能な状態に)
- ☑ 緊急連絡先をメモ:在台日本国大使館(+886-2-2322-7151)、保険会社の24時間サポートダイヤル
- ☑ 空港に着いたら優先順位:SIMカード購入 → 悠遊カード購入・チャージ → 移動
- ☑ 学校初日の場所・時間をあらかじめGoogle Mapsで確認
台湾留学1年間にかかる費用の目安まとめ
| 費目 | 金額目安(1年間) | 備考 |
|---|---|---|
| 学費(語学センター) | 40〜60万円 | 学校・コース内容により異なる |
| 家賃 | 24〜60万円 | 寮2〜5万円×12ヶ月 |
| 食費 | 18〜36万円 | 外食中心で1.5〜3万円/月 |
| 交通費 | 3〜12万円 | MRT・YouBike中心 |
| 航空券(往復) | 3〜8万円 | 早期購入でLCC利用も可 |
| 海外留学保険 | 5〜15万円 | 補償内容で大きく変わる |
| その他(通信費・雑費) | 6〜12万円 | SIM代・日用品・娯楽等 |
| 合計目安 | 約130〜200万円 | 奨学金活用で大幅に削減可能 |
台湾政府の華語奨学金(年間90,000〜300,000NTD程度)やJASSOの奨学金を組み合わせれば、実質負担を70〜100万円台に抑えることも可能です。積極的に申請しましょう。
まとめ:6ヶ月前からの準備スケジュール
- 6ヶ月前:学校決定・出願・パスポート確認・ビザ手続き開始・奨学金調査
- 4〜5ヶ月前:学生寮の申し込み・奨学金申請・学費送金
- 3ヶ月前:海外留学保険加入・航空券予約・海外送金サービス開設・クレカ準備
- 1ヶ月前:SIMフリー化・住民票手続き・持ち物準備・サブスク整理
- 出発前日〜当日:書類最終確認・SIM・緊急連絡先メモ
準備することが多く感じるかもしれませんが、この記事のチェックリストを活用すれば、一つずつ着実に進められます。台湾は日本人にとって留学先として非常に充実した環境が整っています。ぜひ万全の準備で台湾留学を楽しんできてください!
最終更新: 2026年6月
