こんにちは、台湾駐在経験のある元旅人、内田将悟です。
僕は現在も世界各国を旅しながら働くライフスタイルを続けています。
その中で繰り返し痛感したのが「言葉の壁」という現実でした。
特に台湾を訪れたときの経験は今でも鮮明に覚えています。
独学で台湾華語を少しかじっていたものの、実際に夜市や小さな食堂で会話を試みると、発音が通じずに戸惑うことばかり。
結局は指差し注文で済ませるしかなく、「もっと話せたらどんなに深い交流ができただろう」と悔しさを感じました。
台湾旅行で感じた言語のハードル
台湾は親日国として知られ、日本人観光客も多い人気の旅行先です。
台北など都市部では日本語や英語が通じることもありますが、地方に足を延ばすと状況は一変します。市場やローカル食堂では、現地語でのやり取りが必要になる場面も少なくありません。
また、台湾華語は中国本土の普通話(標準中国語)と比べても声調や発音に微妙な違いがあり、学習の難易度が高いとされています。観光は十分に楽しめるものの、現地の人々と心の通う会話をしようとすると、この「言語の壁」が大きなハードルになります。
この経験から、僕は「台湾をもっと知り、旅をもっと自由に楽しむには“通じる台湾華語”が必要だ」と痛感しました。

なぜ台湾華語を学ぼうと思ったのか
僕はこれまで40カ国以上を旅し、英語、韓国語、スペイン語などを現地で使いながら習得してきました。その経験の中で、台湾は「ここで暮らしてみたい」と特に強く感じた国のひとつです。
台湾華語を学ぶことで、台湾だけでなく、世界中の台湾人や中国語話者とのコミュニケーションが広がります。例えば、世界の大都市には台湾コミュニティがあり、文化イベントや交流会も盛んです。言語がわかれば、こうした場で一気に世界が広がると思ってます。
さらに、台湾文化は独特で奥深く、歴史的にも日本や中国大陸との関係が複雑に絡み合っています。言語を学ぶことで、食文化、伝統、価値観など、表面的には見えない台湾の魅力を深く知ることができる――そう考えたことも台湾華語を学ぼうと思った大きな動機でした。
独学での挑戦と工夫:試行錯誤の日々
台湾華語の勉強を始めた当初、僕は「とにかく耳を慣らすこと」「発音の基礎を固めること」を意識しました。独学での学習は自由度が高い反面、モチベーションの維持や効率的な学習法を見つけるのが難しいという課題があります。以下は、僕が試してみて特に効果を感じた方法と、その背景にある一般的な学習のコツです。
アプリ活用:Duolingoで基礎を固める
Duolingoは初心者向けの言語学習アプリとして有名ですが、中国語繁体字にも対応しており、日々の隙間時間で単語や基本文型を覚えるのに役立ちました。ゲーム感覚でポイントを稼ぎながら学習できるので、習慣化しやすいのが魅力です。
言語学習の専門家によると、「短時間でも毎日触れること」が語学習得には不可欠だとされており、この習慣化が基礎固めに大きく貢献しました。
Duolingo:https://www.duolingo.com/

台湾ドラマでリスニング強化
Netflixで『想見你』や『那些年,我們一起追的女孩』、『我的少女時代』などの台湾ドラマを繰り返し視聴しました。ドラマのセリフは日常会話に近く、イントネーションや感情表現を学ぶのに最適です。最初は日本語字幕、次に中国語字幕、最後は字幕なしで挑戦するというステップを踏むことで、リスニング力が格段に伸びました。
言語学習研究でも、楽しみながら自然なコンテキストで言語に触れる「インプット学習」の効果は実証されています。
教科書での体系的学習
アプリやドラマだけでは、文法や発音のルールを体系的に学ぶことは難しいです。そのため、Amazonで購入した台湾華語の教科書を活用して、基礎文法や声調をしっかりと復習しました。特に注音(台湾式の発音記号)を理解すると、正確な発音を身につける助けになります。
ネイティブとの交流:CouchsurfingとMeetup
実際に話す機会を作ることは、どんな教科書よりも大切です。
僕はCouchsurfingで台湾人旅行者をホストしたり、Meetupの言語交換イベントに参加して台湾華語を練習しました。
この経験を通じて、失敗を恐れずに話すことの重要性を痛感しました。心理学でも、実際のコミュニケーションを通じた「アウトプット学習」は記憶の定着率を高めることが知られています。
カウチサーフィン:couchsurfing.com
Meetup:https://www.meetup.com/


台南・成功大学での本格的な学び:台湾華語習得の理想的な環境
独学の限界を感じた僕が次に選んだのは、台湾南部の古都・台南にある成功大学(National Cheng Kung University, NCKU)でした。成功大学は台湾屈指の名門大学で、工学や建築学の分野で特に有名ですが、語学教育にも非常に力を入れています。台南市内の中心部にキャンパスが広がり、落ち着いた街並みと学生街特有の活気が絶妙に混ざり合う環境です。
成功大学の台湾華語センターについて
成功大学の中国語センター(華語中心)は、留学生やワーキングホリデーで訪れる外国人に人気があります。
- カリキュラムは段階的で、初級から上級までA〜Hのレベル分けがあり、日本人学習者はCクラスから始めることが多いです。私ははCクラスDクラスの2期分通い、中国大陸側の中国語テストHSK6級を取得できました。CとDクラスをやり切ればベースの台湾華語は身につくと思います。
- 授業人数は少人数制(8人前後)。先生は一人ひとりの進捗をしっかり見てくれ、毎回の宿題も丁寧に添削してくれます。
- 授業スタイルは参加型で、教科書を読むだけでなく、ゲーム形式の会話練習、発音矯正、グループディスカッションなど、アウトプットの機会が非常に多いのが特徴です。
午前中は4時間の必須科目、午後は2時間の選択科目があり、さらに2時間程度の宿題が出るので、平日はほとんど語学漬けの生活でした。最初はフリーランスの仕事と両立していましたが、思い切って仕事を一時中断し、学習に集中することにしました。それは、先生たちの熱意に刺激され、「せっかく台湾まで来たのだから本気でやりたい」と思えたからです。

週末のアクティビティと国際交流
成功大学では、語学学習をサポートする課外活動も豊富です。
- 台湾人学生との文化交流会
- 発音コンペや歌のコンペ
- 台南近郊への小旅行ツアー
こうした活動は、授業で学んだことを「使う」絶好のチャンスでした。週末のアクティビティで仲良くなった台湾人の友達とは、台南名物の小吃巡りをしたり、台江国家公園まで遠出をしたりと、教室の外でも多くの思い出ができました。
成功大学を選んでよかったと感じた理由
- 先生の質と熱意:毎回、発音の細かい癖までしっかり指摘してくれ、学習意欲を高めてくれます。
- コストパフォーマンス:3カ月で学費約13万円、宿代は約4万円程度。語学学校としては破格です。
- 環境の良さ:台南は物価が安く、食事や交通費もリーズナブル。生活コストを抑えながら集中して勉強できました。
- 多国籍な友人との出会い:クラスには日本、韓国、ヨーロッパなど様々な国から学生が集まり、国際的な視野が広がりました。
台南でのライフワークバランス
学習はハードですが、台南の街そのものがストレス発散の場でした。大学周辺には古いお茶屋やおしゃれなカフェが点在し、放課後や週末にはリフレッシュを兼ねて友人と出かけることがよくありました。こうした何気ない日常の中でも「今日は授業で習った表現を使ってみよう」と小さな挑戦を重ねることで、語学力は着実に伸びていきました。
近所の方・行きつけのご飯屋さんのおばちゃんなどと仲良くなり、台湾華語を使う機会をなるべく増やしていました。
台南という街がもたらす学び
成功大学の魅力は、授業内容だけではありません。台南は台湾最古の都市として知られ、歴史的建造物や廟(寺院)、伝統的な市場、そして台湾屈指のB級グルメの宝庫があふれる街です。台北に比べると観光客が少なく、ローカル色が強い環境で「台湾らしい日常」を体感できます。言い換えれば、街を歩くだけでも語学実践の機会がたくさんあるのです。
僕は授業後、クラスメイトや地元の友達と夜市へ出かけては、授業で覚えたフレーズを試してみるのが日課になりました。台南人は穏やかで親切な人が多く、発音が拙くても笑顔で聞いてくれるので、安心して挑戦できました。

学んだ結果
台湾華語を上記で勉強した結果、台湾旅行においていろいろな現地の方と深い交流ができるようになったことに加え、現在では台湾企業・中国企業と連携してIoTのプロダクト開発を行ってます。その際のコミュニケーションは全て台湾華語・中国語です。独学や語学学校で学んだ台湾華語をベースに今の仕事を作り出すことができました。
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- 旅行や日常会話に直結する実用的フレーズを中心に構成
- 台湾文化やマナーも学べ、現地での応用力が身につく
- 宿題・テスト付きでアウトプット重視
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※10月31日(金)まで使用可能です。
台湾華語が話せることで広がる世界
台湾華語を少しでも話せると、夜市での注文もスムーズにでき、道に迷ったときも自信を持って現地の人に話しかけられます。観光だけでなく、文化や人との交流が格段に深まり、仕事やビジネスのチャンスにもつながります。
僕自身、台湾旅行中に「ほんの一言でも言えたときの安心感と喜びは、旅を何倍も楽しくしてくれる」と強く感じました。
まとめ:言語が旅をもっと自由にする
旅はもっと自由で、もっと楽しくできるものです。
その自由を最大限に広げてくれるのが「言語」
僕が現在、中国語を使って多くの仕事をこなせているのも、過去に一歩踏み出して学んだ経験があったからです。
台湾を訪れる予定がある方は、ぜひ少しでも台湾華語に触れてみてください。たとえ短いフレーズでも、現地の人々の笑顔と「本当の台湾」に近づく扉を開いてくれるはずです。